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1on1では、時間軸・感情軸を使って質問してみましょう。

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

働く方の考え方や課題を明らかにし、今後の行動の指針を決めていく。それが会社の目標とつながることで、業績拡大も図ることができる。

そんな可能性を秘めた仕組みが、1on1ミーティングです。

大企業では1週間に1回とかなり重きを置いて取り組まれているようですが、中小企業であっても、人事評価制度の期中チェックなどは必要ですから、そういった場がある意味で1on1ミーティングとなっていると考えられます。

今回は、1on1での質問の投げかけ方について見ていきましょう。




「あなたは最近は忙しいですか?」という質問には、「はい・いいえ」でしか答えられませんよね。

会話の展開が見込めないので、質問としては「最近どうですか?」という聞き方のほうが好ましい、ということになるわけです。

それでも、ずいぶんざっくりとし過ぎている感じがしませんか?話し手に取って、まだ答えにくさを残しているところがあります。

そんな時には、時間軸や感情軸の質問を取り入れて、揺さぶりをかけてみるのがオススメです。


◎時間軸


  • 最近→「この1か月で」とか「この1週間で」と対象を絞る

  • 「この1年を振り返って最も印象的な出来事は?」

  • 「来月は、今よりも笑顔で仕事ができるようになるために、明日からしてみようと思うことは?」


抽象的な枠組みから、期間を定めることで具体的な枠組みに降ろしてみます。

考えるリソースを増やすことができますので、「ああ、そういえば…」という思い出しも容易になるでしょう。



◎感情軸


  • どうですか?→「嬉しかったことはどんなことですか?」「どのような光景を目にするとイラッとしますか?」と、喜怒哀楽に寄り添って考えてもらう

  • 「どんな未来だったらいいなと思うか?」

  • 「今、この時点での感情ポイントは、10点満点で何点くらい?それはなぜ?」


思い出してもらうのが”事実”だけになると、「あ、そうですか」と終わってしまいがちです。(「昨日は定時で帰ることができませんでした」というような感じ)

ここに感情を添えてもらえるように、質問を工夫することで、話し手の気持ちが見えてきます。(「定時で帰れなかったのですね。その時はどんな気持ちでしたか?今振り返って、どうなっていたら良かったと思いますか?」など)


もしもネガティブな気持ちと出来事が現れてきたら、そうならないようにしたいと思うのが自然ですよね。そのため、ネガティブを回避するために必要な工夫・行動に気づいてもらい、クロージングすればOKです。会話の展開も自然ですし、気づいてもらう分だけ「言った以上、自分でやらねば」と思ってもらえるものです。



1on1ミーティングに対して、「日常業務の時間を圧迫するもの」とか、「ただの愚痴聞きタイムになってしまってしんどいもの」といった印象を持たれている方も多いのではないでしょうか?

しかし、今回のように”1on1終了時点でどうなってもらいたいか”を見定めて、「時間軸・感情軸」によって会話の手綱を握っておけば、大変有意義な1on1ミーティングになりますよ。

現状も課題も、範囲を狭めて具体化することで、たくさん話してもらいましょう。

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