1on1の切り出し方。最近楽しい？→1から10だとどのくらいの感じ？

こんな方に読んでほしい！

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

チームビルディングの施策として、部下の方と1on1を行っている企業様もいらっしゃるのではないでしょうか？

1on1とは、相手の方の発言を傾聴し、現在の様子を窺ったり、仕事上の課題や目的付け・そのために、今後どのように進めていくことにするのか、実際にどう行動するのか、ご自身に決めてもらうコミュニケーションです。

メンタルヘルスマネジメントのために、従業員の異変に気づくきっかけにもなりますが、いずれにしても「単なるおしゃべり・雑談の場」にしてしまうのはもったいない。

その1on1の切り出し方から、有効な1on1を作ってみませんか？

◎最近楽しい？

今から1on1を始めます！というガチガチな感じでは、お互い緊張してしまいそうですね。

さりげない、とりとめのない感じで聞いてみます。

◎1から10だとどのくらいの感じ？

とはいえ、漠然と「最近楽しい？」と聞かれても、「あ、はい…」で終わってしまいます。

そこで、1から10でどのくらいか、という範囲を指定してあげます。数字でどのレベルかであれば、少し具体的になっていきますね。

◎その数字になったわけは？きっかけは？

1から10の数字を言ってもらえたら、その根拠を聞いてみます。

仕事がうまくいっているかもしれませんし、そうでないかもしれません。

あるいは、プライベートのことで引っ掛かりがあれば、普段表に出すことはできないけれど、こういう場で上司の方に引き出してもらえたら、話せるということもあるかもしれません。

きっかけが明らかになる過程で、部下の方の仕事ぶりや頑張り、つまづきを確認しやすくなるでしょう。

◎じゃあ、その数字をもっと高めていくためには、どうしたら良さそう？（高得点なら、維持するためには？）

前書きの通り、1on1は目的発見と、その達成や解決による成長が期待されています。

今回の切り出し方でいうと、「もっと楽しくなっていくために…」が目的になっています。そして、より良くしていくために「どう行動していくか」を、部下の方に決めてもらうことになります。

自分自身がどうなりたいのか、どう進めていくのがいいのかを確かめ合えるチェックポイントが用意されているというのは、ワークエンゲージメントにも大きく役立ちます。

そして、1on1は定期的に行うものですから、前回を受けて今回はどうなったか→じゃあ、次回はどうしていこうか？……このPDCAが回っていくことで、働く方の成長につながります。

1回15分からでも、2週間に1回でも、1か月1回でも構いません。気張らず始めてもらえたらと思います。