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焼津みなとマラソン

こんばんは。 ペルダ・コンサルティングの古橋です。

4月9日、焼津みなとマラソン。 社労士会の有志で結成されたマラソンチーム、「ダチョウ労士」のメンバーが毎年参加する大会です。

※前回の記事はこちら → ブレイクスルー!?

僕がエントリーしたのはハーフ部門。 僕にとって、「ハーフで2時間10分以内にゴールする」という試練が課せられた大会でもあります。 別にもっとのんびり走ってもいいじゃないかと個人的には思うのですが、大会の制限時間が2時間10分に設定されているため、仕方ありません。 マラソンを能くする人にとっては鼻にも引っかけないような目標でしょうが、僕にとっては大きな壁です。

ちなみにこれまでのハーフの最高記録は、2時間17分51秒。 約8分縮めればいいのですから、ちょっと頑張れば何とかなりそうにも見えます。 でも、上記の記録は「おじさんがもう全力を振り絞って頑張った結果」であり、成長期をとっくに過ぎた中年がこれを縮めていくのは至難の業です。 飢饉にあえぐ農民からさらに年貢を取り立てるようなものです。 そして何より障害となるのは、僕が「そんなに走るのが好きではない」ということ。 はっきり言ってしまうとこれが一番の問題かもしれません。

間が悪いことに先月終わりに体調を崩し、そこから天気があまり良くなかったこともあって、練習がろくにできませんでした。 本番一週間前に、練習で10キロ走って死にかけたのが最後です。 このときの平均ペースは「1キロ当たり6分6秒」。 仕上がっているとは言い難いけれど、まあなんとかなるかなあ、というくらいの頼りない状況です。

・・・そしてレース当日。 ぐずぐず言ってきたけれど、もうやるしかない。 やるとなったら、不思議とテンションが上がってきます。 早起きして食事もちゃんと摂り、準備は万端。 心配されていた雨は、スタート直前に止んでくれました。 日差しもそれほど強くなく、若干蒸し暑いとは言え、時折気持ちの良い潮風が吹いてくれて、おおむね快適に走ることができました。

その結果は・・・。

2時間9分11秒。

ぎりぎりでゴール!! やりました。

ダチョウ労士の監督、Iさんも「よく頑張った!」と褒めてくれました。

(この年になると褒められるということがあまりないので、純粋にうれしい)

カンパーイ!

ビールで祝杯を挙げます。 レースで消耗した体に勢いよく流し込むビールは最高です。 ほとんどこのために走っているようなものだなあと、改めて実感します。

今回僕が改めて学んだことは、

『目標を決めたら、そこから逆算して今自分がやるべきことを明確化させる』

ということです。

21kmを2時間10分以内に走りきるためには、「1km当たり6分」のペースが必ず必要になります。 最終的にこのペースで辻褄を合わせられるように練習をし、全体のペース配分を考え、結果としてうまくできたんじゃないかなあ・・・と自分なりに思っています。

大会の後は、皆で打ち上げ。 とってもおいしいペルー料理をいただきました。

もちろんお酒も、もういいというくらい頂きました。

マラソンチーム、「ダチョウ労士」。

「みんなで走る」ことの意義とは何でしょうか。 打ち上げが楽しいのは勿論ですが、それ以外にも不思議な効果があるように思います。 それは、走るのがそんなに好きじゃない自分でも「次の目標に向けてもう少し頑張ってみようかな」という気分にさせてくれるところです。

次の大会は、11月のジュビロマラソンになると思います。 目標は、「2時間以内にゴール!」です。

目標から逆算して、自分のやるべきことをしっかりとやっていきたいと思います。

【追記】

実は今回、もうひとつ大切なことを学びました。 苦しくなったときの対処法です。

レース終盤、ちょうど18kmを越えたあたり。 ここまで順調に走り続けてきたものの、若干苦しくなってきた頃合いです。 ペースは少し余裕があるし、ちょっと歩いても大丈夫じゃないかな・・・甘い誘惑が僕を襲います。 そんなとき、先行して走る一人のお姉さんの姿が目に留まりました。 マラソン用の黒いタイツにぴっちり包まれたお尻が、フリフリと揺れています。

僕は無意識のうちに、そのリズミカルに跳ねるお尻に思念を集中させていました。

誤解を招かないように言っておきますが、決して不純な考えからではありません。 ただただ純粋に、目の前で揺れる「ふたつのやま」に意識を集中させる。

そのことにより、雑念は消え失せ、歩きたいという甘い誘惑を打ち負かし、無心に走り続けることができたのです。

決して、断じて、いやらしい目で見ていた訳ではないのです。

げに偉大なるは女性のお尻。 僕たちはこの真実を認めるべきです。

そして、僕に力を与えてくれた名も知らぬお姉さんには感謝の言葉もありません。

打ち上げの席でこのことを先輩に話すと、

「俺はスタート地点からそれやってるよ」

今日僕はまた一つ、人生で大切なことを学んだのでした。

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