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等価交換の原則

819 学生さんは名前がない:2008/05/01(木) 16:40:48 O

  このスレで聞くのも恐縮なんですが、吉野家ってどういう注文システムなんですかお?( ^ω^)   松屋みたいに食券なんですかお?( ^ω^)   食べくらべしてみたいんだお( ^ω^)

 821 学生さんは名前がない:2008/05/01(木) 16:44:15 0

  >>819   お新香とサラダは食べ放題だお( ^ω^)   勝手に取って食べまくるといいお( ^ω^)

 885 学生さんは名前がない:2008/05/01(木) 20:48:15 0

  >>821   てめえ、一生恨んでやる   あやうく 警察沙汰だ

こんばんは。 ペルダ・コンサルティングの古橋です。

ヤマトホールディングスが、2017年3月期の連結純利益が前の期に比べて52%減ったことを発表しました。 中核事業である「ヤマト運輸」に在籍するドライバーに対して支払う、過去2年分の未払い残業代が減益の主な要因です。 その総額、実に190億円。 社内での調査対象となった正社員8万4000人のうち、実際に未払い賃金を支払うのは4万7000人。 単純計算で1人当たり40万円余りになります。 未払いとなっていたのは、主に「昼休みを取らずに宅配をした」時間が中心とのことです。 (4月18日付日経新聞より)

また、本日4月24日からは、昼間の時間帯指定の一部変更や、夜間の再配達受付時間の繰り上げが行われています。 ドライバーの昼休みの確保や長時間労働の防止が目的とされています。

サービス残業、という言葉があります。 実におかしな言葉で、おそらく日本でしか通用しない言い回しでしょう。 サービスとは本来、正当な対価の下に成り立つものであり、決して「無料」という意味ではないからです。

試しにウィキペディアで「サービス」の意味を調べてみると、

サービス(英: service)は、経済用語において、売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のことである。第三次産業が取り扱う商品である。

読んで分かる通り、「タダで手に入るもの」という意味合いは一切含まれていません。 モノが残らず形の無い役務。それ以上でもそれ以下でもない。

にもかかわらず、なぜか日本ではサービスと言うと「無償で提供されるもの」と捉えられがちです。 「水と平和はタダ」と考えられているこの国では、サービスも同様に「対価を支払うべきもの」という認識が薄いのです。 サービス残業という言葉は、この「無料奉仕」のイメージに基づいて生まれた言葉であると言えるでしょう。

労働者が労務を提供し、使用者はその利益を受け取ります。 にもかかわらず使用者が労働者に対して正当な対価を支払っていなかったとしたら、それは当然に贖われなければなりません。

ただ、これはヤマト運輸・・・ひいては宅配業界だけに押し付けて済む問題ではないと思います。 言うまでもなく、宅配サービスはタダで手に入るものではありません。 現場で懸命に働く生身のドライバーさんがいてこそ成り立つ社会インフラです。 そのことから目を背け、あたかも「送料無料」や「当日中の無料再配達」が業者に課せられた当然の義務であるかのように考え、その利益を享受してきたのは誰か。 正当な対価を支払ってこなかったのは、実は僕たち自身なのではないだろうか。 そのようにも思うのです。 現にアメリカなどでは、荷物が受け取れなかった場合の再配達には料金が課せられるのが当たり前だそうです。 サービスには対価を支払って然るべき、いう認識が前提としてあるからです。

サービスとその代償について、皆でもう一度考え直してみる必要があるのではないでしょうか。

最後に、僕が大好きな映画「機動警察パトレイバー2 The Movie」の一節を紹介します。

後藤さん。警察官として、自衛官として、俺たちが守ろうとしているものってのは何なんだろうな。 前の戦争から半世紀。俺もあんたも生まれてこの方、戦争なんてものは経験せずに生きてきた。 平和。 俺たちが守るべき平和。 だがこの国のこの街の平和とは一体何だ? かつての総力戦とその敗北、米軍の占領政策、ついこの間まで続いていた核抑止による冷戦とその代理戦争。 そして今も世界の大半で繰り返されている内戦、民族衝突、武力紛争。 そういった無数の戦争によって構成され支えられてきた、血塗れの経済的繁栄。 それが俺たちの平和の中身だ。 戦争への恐怖に基づくなりふり構わぬ平和。 正当な代価をよその国の戦争で支払い、その事から目を逸らし続ける不正義の平和。

(中略)

その成果だけはしっかりと受け取っておきながらモニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方に過ぎないことを忘れる。 いや、忘れた振りをし続ける。 そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下されると。

・・・劇中、怪人物・荒川が語る戦争論の一部です。 今回の記事は戦争とは関係ないのですが、宅配業界を支える現場の疲弊を耳にする度に思い出すので取り上げてみました。

それでは。

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