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静岡ホビーショー2017

こんばんは。 ペルダ・コンサルティングの古橋です。

今年も静岡ホビーショーの季節がやってまいりました。 静岡ホビーショーとは、毎年5月に「模型の世界首都・静岡」で行われているプラモデルの一大見本市。 模型メーカー各社の新作発表が一堂に行われ、世界中のバイヤーが集まる超ビッグイベントです。

また、「モデラーズクラブ合同作品展」も同時開催されています。 この作品展は、全国の模型クラブが集結し、自慢の作品を発表する模型の展示会です。 1990年の第1回から数えて今年で28回目を迎えます。 日本だけでなく、東南アジアなど海外のクラブも含めて260以上のクラブが参加しています。 展示作品数は約10,000点、いずれ劣らぬ力作ぞろいです。 まさに「世界最大級の模型展示会」と言えるでしょう。

プラモデルの完成品は勿論なのですが、木、紙、粘土、金属などの材料を駆使してゼロから作り上げた、いわゆる「プラモデル」の範疇に収まらない作品も数々展示されています。 100均の石粉粘土で作られたというゴジラやガメラ、阿修羅像や弥勒菩薩像の実物大(!)ペーパークラフトなどなど。 スターウォーズに登場する「ミレニアム・ファルコン号」の内部透視図を、イラストを基にして作り上げた作品もありました。 いずれも市販されているものではありません。

前述の材料から自分でパーツを作ったりどこかから流用したりして、作り上げられているのです。

特に目に留まったものに、「ステンレス製のティラノサウルスの骨格模型」がありました。 作品カードには素気なく「ステンレスで作りました」としか書かれていないので、実際に作った方にお話を伺いました。 ステンレスの塊を手作業で削りだした後に、一つ一つのパーツを研磨し、それを溶接して組み上げたんだそうです。 こう書くとどうってことないように思えてしまうのですが、自動ではなく手作業で機械を操り削り出していく作業のため、完成までには何年もの歳月が費やされているとのことです。 ご家族の理解が得られているのかについては、怖くて聞けませんでした。

普通に売られているキットをきれいに完成させるだけでも十分楽しいのがプラモデルの魅力です。 でも、市販品では飽き足らず自分の欲しいと思うカタチをゼロから作り出してしまう創意と執念には脱帽せざるを得ません。 そういう「熱気」が、見る者を惹きつけて止まないのだと思います。

また、いずれの作品にも共通していることは、毎日コツコツと作業を積み重ねた結果としてそこにあるということです。 毎日の積み重ねが、結果につながる。 仕事にも通じる大切なことだと感じました。

と、このようにとても楽しく学ぶところの多い催しものなのですが、ひとつ閉口したことがあります。 人混みが物凄かったのです。

例年それなりに混雑しているのですが、今年はさらに混み合っていました。 土曜日があいにくの雨模様だったこともあってか、日曜日に来客が集中したようです。 そういう僕も土曜日を避けて日曜日に見に行ったクチなので、文句を言える筋合いではないのですが。

模型の展示数が10,000点と書きましたが、会場にはそれ以上の「人」が詰め込まれていたのではないでしょうか。 こういうことを書くとアレなのですが、こういう展示会に興味をもって見に来る人、というのは、総体として「フォルムが丸め」な人が多いです。 身体的なボリュームが過剰、というか。

要するにデブが多いのです。

タダでさえ人口密度の高い空間を余計に埋め尽くしてくれるおかげで、会場全体での「発熱量」と「酸素消費量」は尋常ではなかったと思います。 3時間ほど展示会場をうろついて意識がもうろうとなってきたところで表に出たのですが、作品の発する「熱気」にやられただけでなかったと思います。

ちなみに作品を展示する側にいる人たちは、割とスマートな方が多いのが不思議でした。 模型制作って案外カロリー消費量が多いのかもしれません。

プラモでやせるダイエット!とか書いたら売れるのかもしれません。

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