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両の眼に映るもの

こんばんは。 ペルダ・コンサルティングの古橋です。

将棋の藤井聡太四段が、公式戦29連勝を達成しました。 30年ぶりの記録更新。前人未到の快挙です。 おめでとうございます(特に面識はありません)。 勝利後のコメントも堂々としていて、なんというか、偉いなあと思います。

ただただ尊敬するほかない、と思うのは、僕が将棋の知識をほぼ持ち合わせないためです。 一応駒の動かし方くらいは知っていますが、「目の前にある取れる駒を追いかける」くらいしか頭が働かないので、虫より弱いです。

何とかなりそうなオセロですら5歳児に負けました。

囲碁に至ってはあの人たちが何をしているのかさえ分かりません。

子どもの頃、僕の家にも一応、立派な将棋盤と駒が置いてあった記憶があります。 木でできていて分厚くて、ちゃんと足のついたやつです。 改めて思い返してみると、それを使って遊んでいた覚えはあるのです。 でもその遊びが主に「山崩し」と「将棋倒し」だったので、将棋の実力が付くことは遂にありませんでした。 僕はファミコンを買ってもらえなかったので、もし小学生時代に将棋に熱中していれば、先読みする力とか論理的な思考能力とか身についていたのかもしれません。 ちょっと残念です。

先日、NHKのラジオで藤井四段の強さの秘密に迫る特集が放送されていました。 解説したプロ棋士の勝又清和六段によると、

「読みの早さと正確性において突出している。見えている景色が違う」

とのことでした。 きっと我々凡人には理解しえない世界が、彼の目の前には広がっているのでしょう。

・・・おじさんは目も悪ければ頭も弱い。 もう世間の景色なんも見えしまへん。

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