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ひとり上手

こんばんは。 ペルダ・コンサルティングの古橋です。

暑い日が続いています。 体がまだ暑さに慣れていないこの時期、熱中症には特にご注意ください。

夏と言えば、蚊。 最近は南米原産の「ヒアリ」が脚光(?)を浴びていますが、もともと日本にいる蚊も忘れてはなりません。

特に、夜のベランダでお酒を飲みながら金魚メダカの観察に勤しむ僕にとって、やつらは宿敵とも言える存在です。 かゆいだけでなく、刺されると跡がなかなか治らないのです。

40過ぎたおじさんは。

そこで講じる対抗手段が、「蚊取り線香」。 電気蚊取のほうが手軽ですが、僕はより風情のある蚊取線香を愛用しています。 今年も30巻入りの缶を購入しました。

おなじみ金鳥の蚊取り線香。

ちなみにこの商品の優れたところは、蚊取り線香の収納容器でありながら「蚊遣り器」としても機能するところです。 フタの裏に不燃性のマットがセットされていて、ここで蚊取り線香を焚くことができます。 良く考えられたデザインだなあと感心します。

ただ、見た目がちょっとカッコ悪いのが難点です。 どう見ても「蚊取り線香が入っている缶」にしか見えないところが、カッコ悪さの原因でしょう。 そんなことを気にするような洒落た部屋に住んでいるわけではありませんが、もう一工夫ほしいところです。 おしゃれな蚊取り線香入れというのも探せば売っているのでしょうが、わざわざ買うのも馬鹿らしい。

そこで、自分で「塗り直して」みることにしました。 同じことを考える人は案外多いらしくて、ネットで「蚊取り線香 缶 リメイク」と検索すると、格好良くリペイントした作例をいくつも見つけることができます。 今回はその中のひとつを真似てみます。

まず、全体をこげ茶色でバーっと塗ります。

それが乾いたら、ゴールドと黒を混ぜた塗料をスポンジにつけて、ポンポンと塗っていきます。 難しく考えず、適当にやるといい味が出るようです。

途中で、失敗したかな、と思っても、しつこくポンポンやっていると馴染んできます。 ネットの作例では水性アクリル塗料が使われていましたが、僕は手持ちのプラモデル用のラッカー塗料(油性アクリル)を使いました。 一応、モデラーの性として、金属へ塗装する際の剥がれ防止のために「メタルプライマー」を下地に塗りましたが、几帳面にそんなことをしたって剥がれるときは剥がれるので、あんまり気にする必要は無かったかもしれません。

塗り終わったら、ラベルを貼ります。

ネットでそれらしい画像を拾ってきて、クラフト用紙に印刷して切り抜いたものです。 古びた感じを出すために、ふちを蚊取り線香であぶったり、コーヒーで染みを作ったりしました。

最後に100均で買ってきた革紐で持ち手を作って、完成です。

ぱっと見、アンティーク雑貨っぽくないですか?

案外簡単に、しかもそれらしく仕上がるので驚きです。 いつものプラモデル作りと違ってざっくりとした作業がいかにも「工作の時間」といった感じで、楽しかったです。 休日をこのような作業で過ごすのは、言ってしまえば「暇つぶしの極致」であります。

作家の中島らもは、作品の中でこんな言葉をのこしています。

「教養」とは学歴のことではなく、「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある

おじさんは、頭も悪けりゃ目も弱い。 けれども時間をひねりつぶす技術にかけては、誰にも負けない、と思うのです。

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