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時間どろぼう

こんばんは。 ペルダ・コンサルティングの古橋です。

先日(7/26)のお昼のNHKニュースで、こんなトピックが報じられていました。

「時間を買うと幸福になる?米などの研究グループが発表」

(以下、NHK公式サイトから引用)

アメリカやカナダなどの研究者で作るグループは食事の宅配や掃除の代行などのサービスにお金を支払うことで自分の時間を増やした人のほうが、そうでない人に比べてより高い満足度が得られ、幸せに感じる人が多いという調査結果を発表しました。

アメリカとカナダそれにオランダの研究グループは24日、アメリカを代表する科学者で作る「アメリカ科学アカデミー」の機関誌に「時間の購入で幸福になる」と題する調査結果を発表しました。

それによりますと、アメリカやカナダなど4か国の6000人余りを対象に調査したところ、食事の宅配や清掃の代行などのサービスを利用して、自分の時間を増やすことで毎月「時間を買う」人は28%余りいましたが、そうでない人に比べて人生の満足度が高いと回答したということです。

さらに調査ではカナダに住む60人を対象に、日本円で4500円を使うように指示をして自分の時間を買う週と、モノを買う週を過ごしてもらったところ「時間を買う」週のほうが幸福に感じることが多くなり、否定的な感情が低く抑えられる傾向があったということです。

調査によりますと、収入の極めて多い人でも「時間を買う」人はおよそ半数にとどまっているということで、研究グループは「この数十年で多くの国で人々の収入が増加したが、時間が足りないことで人生の満足度を下げている」として、時間の重要性が十分に認知されていないと指摘しています。

(以上、引用終わり)

僕がこの数年で買って良かった時間といえば、「掃除の時間」です。 ロボット掃除機、ルンバ。 これを買ったおかげで、掃除という仕事の大部分から解放されました。

部屋中を器用に回ってホコリをかき集め、掃除が終わったと判断したら自分でベースに戻っていく。 家の床掃除を一手に引き受けてくれる、頼れる存在です。

というか、もはや「お掃除ロボット」以上の、半ば家族のような存在になりつつあります。 自分が汚したわけでもない部屋を常に献身的に掃除する様が、いとおしく思えるのです。

休日の朝、僕が台所で洗いものかなんかしてると、彼は決まって足元にじゃれついてきます。

「もう~邪魔しちゃだめでしょ~」

何故かオネエ言葉でルンバをたしなめる僕がいます。 どうぞ笑うなら笑ってください。

掃除の労力から解放され自分の時間を増やした僕が、その増えた時間で何をしているのか。 まあ、大方は金魚とメダカの観察に費やしています。 せっかく増えた時間があっても、そんなことしているようなら結局は時間の無駄だと言われるかもしれません。 でも、そのおかげで「心の平安」が得られているのは事実です。 だから結果として、僕は満足しています。

時間を提供するサービス、と言えば我々社労士の提供するサービスもこれに当てはまります。 社会保険・労働保険関係の諸手続き業務や、助成金の申請。 これらの仕事は、事業主さんが自ら行うことだってできますが、煩雑な仕事です。 それを我々にお任せいただくことで、事業主さんには「時間」を提供しているわけです。

ただし、時間を提供したことが、お客さまにとっての「満足」に繋がっているのか。 本当に我々は満足を提供できているのか。

常に自問していかなければならないことだと思います。

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