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999円にも意味があった!マーケティングの4P理論「プライス」

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎マーケティングについて学びたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士・販売士の杉浦です。

マーケティングが肝心とはよく言いますが、言葉の定義は人それぞれというか、この単語だけで意味を持ち始めている印象があります。

商品・サービスを、売る人から買う人へ円滑に移転するためのビジネス活動がマーケティングです。小売業なら、お店に並ぶ商品流通を合理化して、お客さんの「良かった!」を追求し、ニーズを満たすこと。サービス業でも、お客さんの「良かった!」を追求することに変わりはないと思います。


そんなマーケティングの理論の中で、マーケティングミックス、=4P理論と呼ばれるものがあります。今回はその中の「Price」を見ていきましょう。



皆様の商品はどのように価格設定されたものでしょうか??




Priceとはすなわち価格のことです。価格の決め方については、市場価値を基準にしたものと、原価から逆算したもの(飲食店なら6割等とよく言われます)とに分けられる中、次の要素も関係してきます。


1.競争相手と戦える

2.お客さんの購買心理に働きかけて、お買い得と思ってもらえる

3.仕入れに応じて流動的に(お魚とか)

4.購買慣習に従う(駄菓子とか)

5.政府の方針(タクシー、電車、石油とか)


この中で、2番目に注目。

普段使うスーパーでも、こうした購買心理に呼び掛ける価格設定がなされていることをご存知でしょうか??


①端数価格


黄色いポップで赤い文字。にんじんが「99円であったり、豚小間切れが「98円」であったりするものを見かけたら、これは4P理論のPriceを巧みに使っています。

価格の末尾をハンパな数字にすることで、お客さんに「あら、1,000円切ってるなんて安いわね」なんて思ってもらう手法です。




②ドロシーレーンの法則

売り場の一部の商品の価格を下げることで、「安い」と思ってもらおうとする法則です。

野菜コーナーがあったとき、ピーマンだけ大きく価格を下げるよりも、にんじん、じゃがいも、たまねぎ等、多くの商品を対象に少し価格を下げる方が「安い」と感じてもらいやすいようです。

100品目ある中で、


18%の商品を値下げ→85%のお客さんが「安い」と思った

30%の商品を値下げ→95%のお客さんが「安い」と思った

48%の商品を値下げ→ほとんどのお客さんが「安い」と思った


と、抱く印象が変わっていくことが分かっています。



先日ご紹介した、全国どこでも手に入る有名商品=ナショナルブランドや日用品などは、どこでも買えるがゆえに、価格設定としては低価格競争に陥りやすいですよね。

工夫を重ねて、お値打ち品とともに通常価格のものも手に取ってもらえる仕掛けづくりが重要です。

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