「○○してはいけない」から「○○する」へ
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
就業規則などでは、服務規律の規定で「○○してはならない」や「○○を順守する」といった文言が並ぶことがあります。
例えば、
『次の事項をしてはならない。
①机の上を散らかしたままにする。
②従業員同士、お客様相手に挨拶をしない。
③…』
こう文章があったときに、否定から文章を作り始めても、意外と徹底されないなぁと感じることがあるのではないでしょうか?
禁止して束縛するよりは、その反対の行動を推奨・受容する表現の方が、時には有効です。
上記の例の場合、
『次の事項を守る。
①机の上はきれいに保つ。
②従業員同士、お客様相手に挨拶をする。
③…』
といったイメージです。してはならない→守るに、他の否定形も、「○○する」といった文章に再構築しました。
また、
『仕事をするうえで、次の考え方を大切にする。
①情報をすぐに引き出せる、また安易な漏洩を防ぐためにも、机の上はきれいに保ち、心地よく働ける環境づくりをする。
②挨拶はコミュニケーションの基本。声掛けから従業員間の雰囲気の良さ・仕事場の明るさを作り、良いサービスを提供できるようにする。
③…』
というように、否定形→ポジティブワードに置き換え、「そうか、これに取り組むことはいいことなんだな!」と思ってもらう再構築も有効です。
「やってはいけないことほどやりたくなる」という心理もよく言われます。クレヨンしんちゃんの曲でも、「あれもダメこれもダメ」というような趣旨の曲がありました。
こうした否定の考え方を、「こうすることは良いことなんだよ」と発想転換するだけで、自由と制約のバランスが取りやすくなるでしょう。
「勉強する前に遊びに行っちゃダメ!」→「宿題を片付けてから遊びに行った方が、楽しい思い出で1日が終われていいんじゃないかな?」
ぜひ、否定形ワードの置き換えにトライしてみてくださいね。
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