「生成AIとの適切な付き合い方とは?」社会保険労務士白門会に参加しました。
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎複数営業所を展開している
◎ご年齢が30-50代の代表者様
◎静岡県内の社会保険労務士事務所の方
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
6/9、中央大学の卒業生で、社会保険労務士である方で構成される「社会保険労務士白門会」の講演会・懇親会に参加しました。
駿河台キャンパスは初めて入館しましたが、こんな都会のキャンパスに通ってみたかったなと思いました。
(御茶ノ水駅も、私が知る時代の様子と違い、工事が終わってすっきりしていました)
講演会の講師は、中央大学副学⾧ 法務研究科(ロースクール)教授の佐藤 信行先生。テーマは「AIと法~法制度構築、法運用、法律専門職へのインパクト~」でした。
◎新しいものが登場した時の法整備
生成AIに始まる、新しい技術などを法律の規定に当てはめようとするときには、 ①今の枠で何とかする
②パッチワーク対応
③今の枠にどうあっても収まらずに、困る
という3パターンの反応があります。変化の激しい昨今だと、③に陥ってしまうことも多いのかもしれません。
◎生成AIとこれまでの技術との差
これまでの技術との対比だと、「データベース」と呼ばれるものは検索して探し出すもの。
生成AIは、インターネットのものを学習して、新しいものを出力するものという違いがあります。
今私たちが使っている生成AIは、意思や思考がない「弱いAI」で、鉄腕アトムのように自立して動くものは「強いAI」と区別されます。
強いAIたちは意思を持つのですが、こうした者たちが犯した”何か”については、だれが責任を負うべきなのでしょうか?
★どう付き合っていこう?
すべてを生成AIに作ってもらうと、ハルシネーション(それっぽいのに、嘘を引用している状態)が起こるため、最終的なチェックは欠かさないようにしなければなりません。
あるいは、最初からそういったリスクのあるものを依頼しないこと。投資運用なら投機的な話であったり、社会保険労務士業なら助成金の要件であったり、精度が求められるものは、生成を避けてもらうほうが無難かもしれません。
一方で、英文の翻訳や文章の要約、ブログ記事のたたき台の作成やExcel関数・マクロのコード出力といったものには、大いに力を発揮してくれます。
私もよくChatGPTを利用しますが、「大枠だけまず作ってもらう」というやり方は、文章化の時間短縮に役立っています。大枠だけ作ってもらうので、細部を詰める必要がありますが、それでもとても助かりますね。
文字として起こすことが多い仕事なので、引き続きどういう付き合い方が良いのか、またどんな利用方法が効果的なのか、学んでいきたいと思いました。
17時ごろからは懇親会でした。
19階からの景色!
唐揚げがおいしかったです。
11月には創立20周年になるということで、またご縁があったらと思います。
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