これからの従業員さんに求めれられる新しい素質!?インサイト発見能力を知ろう
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎従業員教育に真剣に取り組んでいきたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
変化の激しい時代において、サービスや商品を提供していくにあたり必要な考え方として、デザイン思考があります。
価値提供を行う先の”誰か”の気持ちや考えを想像し、新しい価値を作っていくということです。
このデザインという考え方を、さらに深堀していく中で注目されているのが、「インサイト発見能力」です。
今回はこちらを考えてみましょう。
インサイト発見能力とは、「人の持つ潜在的な課題や気持ち(インサイト)を発見する能力」と定義されています。(経済産業省:第4次産業革命クリエイティブ研究会-報告書より)
似たフレーズとして、「ニーズを把握する」というものがあります。こちらは相手が必要としているもの。一方でインサイトは、「まだ相手が気づいていないこと」も含めていると思われます。デザイン性を重要視している会社様は、このインサイト発見能力を、採用に当たって見ているようにしているそうです。
新しい価値を提供していく前提として、社会は次のような変化をしてきました。
・サービスの均質化
→ある程度のレベルまで達すると、”どこに頼んでも同じじゃない?”となる
・社会構造の複雑化
→法改正と規制、人との関わりも難しい世の中
・嗜好の多様化
→あれもこれも、というよりは、”1つのことを突き詰めて”好きになりたい。その情報も、望むと望まざるとにかかわらず、大量に流れてくる
そこで、本当の私はこうしたい、という気持ちを突き止める、ないしそれに気づかせて、うずうずさせるようなことを見つけることができると、
「あなたの会社だからお願いしたいんだ」という深いつながり
「ここにしかないものがある」というコアな評判
を獲得し、他社にはない強みとなります。
では、このインサイト発見能力を獲得するためにはどうしたらよいでしょうか?
まずは、”自分がその立場だったらどうするか?”をみんなで話し合ってみることです。
あなたの常識がみんなの常識ではない。これは逆もまた真なり、ですね。
私はこう思う、あなたはどう思っている?の掛け合いを増やしていき、”こういう場面では、こんな風に感じる人がいるかもしれない”に気付くことができるように仕掛けましょう。
お客様相手では、実際に現場を見に行ってみるのも良いでしょう。答えは現場にあるかもしれません。
部門で仕事を切り分けるのは効率的ではありますが、すべては繋がっていて、最後に手元にわたるお客様まで含めて一本の線なのですね。
現場の声に耳を傾けることが大切です。
ともすると、「何を、どのようにして、どこに提供するか」に目が行きがちですよね。
これを改善していけば、利益につながるということがわかりやすいからです。
しかし、先に述べた”均質化”、”複雑化”、”多様化”、”情報過多”という時代を迎え、「みんなは、何があったらうれしいと思っているか」を考えられる力を養っていく必要があります。
「そうそうそれ!そのサービスを待ってたんだよ~!」という声が上がる価値提供。若者言葉でいえば”分かり味が深い”ということになるでしょうか。
自分の職域、アンテナ、身近な関係性にとどまらず、多くの価値観、体験、出会いを増やしていって、インサイトを発見できる力を磨いていきましょう。
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