その地域の購買力はいかほどでしょうか?統計と世帯数から紐解きます。
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士・販売士の杉浦です。
新店舗を出店する際に検討しておきたいのが、その地域の潜在購買力と呼ばれるものです。
これを見ていく際に参考になるのが、統計局の色んなデータになります。
経済センサスなど、ご回答されたご経験もあるのではないでしょうか?そうした統計の集まりです。
◎家計調査
その名の通り、家計にまつわる数字を集計した調査です。
ここから、収入や消費の様子がうかがえます。
(統計局:家計調査年報より引用 https://www.stat.go.jp/data/kakei/2021np/gaikyo/pdf/gk01.pdf)
◎地域の世帯数
自治体のホームページに、世帯数が公開されています。
静岡市では、9月公開分で約30万世帯あるとされています。(ちなみに人口は約68万人。政令指定都市としては少ないというのはよく言われます…)
さらに細かく、町名ごとの世帯数も算出されているんです。出店の際はこちらが役に立つでしょう。
市役所のある葵区追手町には、2021年9月現在120世帯いらっしゃるようです。
上の消費金額に世帯数を掛け算すると、その地域の購買力を大まかにとらえることができます。
例)食費79,401円×追手町の世帯数120=9,528,120円
→追手町で食費として使われるであろう目安金額
◎新店舗の売上目標は?
地域の購買力×自店舗の販売面積÷地域内の同業者の販売面積
100平方メートルの小さい食品販売店を開こうとするなら、
9,528,120円×100÷追手町で経営中の食品販売店の面積合計
→これによって、新店舗の規模にあった売り上げはどのくらいか、目標を立てることができます。
いかがでしょうか?
無料で公開されているデータも多く、統計から色んなことを読み取ることができます。
地域での消費金額はどのくらいのものか、ぜひ計算してください。
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