top of page

みんなが歯科検診を受ける時代!?_10月からの歯科検診の法改正内容にも触れます

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎国民皆歯科検診についてニュースを見た

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士・第1種衛生管理者の杉浦です。

先日、政府が国民皆歯科検診を検討しているとのニュースが報じられました。



80歳になっても、自らの歯が20本残っている状態を目指す「8020運動」などは、テレビCMでもよく目にする機会があったかと思います。

自身の歯が多く残っている方の方がより健康的であり、逆に歯周病などにかかると、他の病気を引き起こす可能性もあるとのことで、歯の丈夫さから、健康寿命を延ばすことを目指す意図があると思われます。


私自身も、定期検診を四半期に1回程度受けるようになりました。正しい歯磨きの仕方や、自分では磨きづらい部分のチェックなど、専門家の意見を聞く機会があるというのは大事なことと感じています。




さて、安全衛生の分野で歯科検診と言えば、「歯科特殊健診」です。


労働安全衛生法では、

「事業者は、有害な業務に従事する労働者に対し、雇入れの際、有害業務への配置替えの際、および当該業務についた後6ヶ月以内ごとに1回、定期に歯科医師による健康診断を行わなければならない」

とされています。


有害な業務とは、有害な物質を扱うもの。たとえば、塩酸・硝酸などのガス・蒸気・粉じんがこれにあたります。

こうした仕事をしている方は、①雇入れ時②配置換え③6ヶ月に1回、健診を受けることになっています。

こちらの歯科特殊健診ですが、2022年10月より改正があります。



(厚生労働省:労働安全衛生規則の一部を改正する省令案より引用 https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000917590.pdf)



6ヶ月に1回行った歯科特殊健診について、これまで50人以上の事業所様が、監督署へ報告書を提出することになっており、50人未満の事業所様は提出義務がありませんでした。

10月からは、人数にかかわらず提出することになります。




酸などを取り扱う仕事としては、化学工業や非金属製品製造業によくみられるそうです。

こうした業種に当てはまる事業所様は、10月からの改正に対応できるよう準備をしましょう。


「痛くなった時に健診に行く」から「先手を打って健診に行く」というように、歯科健診の目的を変えていって、いつまでもご自身の歯で、おいしいご飯が食べられる未来を目指しましょう!

Comments


特集記事
​最近の記事
アーカイブ
カテゴリーから検索
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page