ゲッペルドンガー、自分を俯瞰して見て、認知の歪みを直しましょう
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎自分なんて、と思いがち。
◎そんな考え方を直したい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
ドッペルゲンガー、自分と同じ姿をしたものが目の前に現れることであったり、その物体?人物?を指す言葉です。
Aという場所に自分はいなかったのに、他の誰かから、Aにいたよね?という目撃情報が出ることもあります。
不幸の予兆としての認識もされているようですね。
対して、タイトルにしました「ゲッペルドンガー」は、漫画「さよなら絶望先生」で生まれた造語です。
何かに没頭している自分を、俯瞰して見ている自分がいて、「何をやっているんだろう…」と我に返る(しかも冷ややかに)現象のことを指します。
ネットサーフィンしているとき、勉強で忙しいのに掃除しちゃうとき、飲み会で盛り上がっているとき、ふっと冷めるような感覚になったことありませんか?自分の後ろの方で、冷静に眺めている「もう一人の自分」がいるかもしれません。
(もう1人の自分を常に飼っている…?)
今回は、このゲッペルドンガー、認知の歪みを直すのに使えそう!というお話です。
真面目で優しい方は、自分を責めてしまいがちです。
自分らしさを見失ったり、一度の失敗で「すべてが終わりだ」と思ってしまったり。
こうした自責の念に駆られることが多いと感じる方は、ゲッペルドンガーを呼び起こしましょう。
落ち込んだその瞬間に、俯瞰して見ているもう一人の自分が、現実の自分の後ろの方にいるようなイメージを作ります。
「何をやってもうまくいかない、自分って何なんだろう」→「あー、また悩み始めたな。しばらく様子を見てみるか」
「もうダメ、何もかもおしまいだ」→「こっち側から見てると、まだ"詰み"じゃないと思うけど。なんでそんな追い込むんだろう」
と、ゲッペルドンガーが客観的に見てくれます。
今ここにある心理状態がどういう状態か、ネガティブ感情に飲まれるとそれに支配されてしまって、セルフケアがうまくいきません。
ゲッペルドンガーを出現させることで、今ここにある心理状態を、冷静にとらえなおすことが可能になります。
ネガティブ感情を無理やりポジティブ感情に変えるというのではなく、「こいつ、またネガティブに感じているんだな」と、ありのままの様子・映像として認識する・受けとめることで、飲まれることなく一息つけるというやり方になります。
心の中の冷静な自分は誰しも持っている存在だと思います。考え方の癖に悩んでいるときには、そう考えているあなた自身を「俯瞰して見てみる」意識を持ってみてはいかがでしょうか?
追伸)
ゲッペルドンガーの収録巻は、さよなら絶望先生第15巻になります。インパクトのある造語(だけどどこか腑に落ちる現象)の多い漫画ですので、何かの機会に読んでみてください。
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