ネガティブフィードバックと心理的安全性。人間関係を壊さずに、伝えにくいことをつたえる方法
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
指摘や指導をする際、相手を傷つけずに伝えることは、リーダーシップやチームの健全な発展において重要なスキルです。
とはいえ、ハラスメントと認定される・部下に嫌われることを恐れて、言いたいこと・言うべきことが言えないというのは問題です。
メンバーやチーム、ひいてはご自身を育てていくことも、上司の方の大切なお仕事だからですね。
出来ていないところの指摘や指導は心が痛むものですが、どのように運んでいけば、建設的な対話になるでしょうか?
目的を明確にする ネガティブフィードバックを伝える目的を明確にしましょう。「相手の成長や改善を促すために行うのである」ということを前段で伝えることで、建設的な意図を示せます。
私個人の感情を排除する ネガティブフィードバックを伝える際には、自分の感情を抑え、客観的に事実や観察結果に基づいて伝えることが重要です。 相手が攻撃されたり非難されたりするような言葉遣いや態度を避けましょう。 この点に気づくことができるかどうかが、ハラスメントとされないためのポイントになります。
具体的な事例を挙げる ネガティブフィードバックを伝える際には、具体的な事例や行動を挙げて説明しましょう。 「あの時の、あの言動がどうだったから……」ということです。 できれば、その出来事が起きたときすぐにフィードバックするのがいいですね。「昔の話をいまさら…?」と思われてしまっては、その時点でフィルターを掛けられてしまって、内容が伝わりにくくなります。 また、抽象的な言葉や一般的な指摘では、相手が改善点を理解しにくくなる可能性があります。
相手の意見や感情に耳を傾ける フィードバックを伝えるだけでなく、相手の意見や感情にも真剣に耳を傾けましょう。 1つの失敗を取ってみても、前回間違えてしまったから対策をしたうえで失敗したのか、何の対策もせず同じ失敗をしてしまったのかで違います。背景についても、相手の意見を聞くことで推し量る必要があります。
サポートやアドバイスを提供する ネガティブフィードバックを伝えた後は、サポートやアドバイスを提供することが重要です。 相手が改善策や解決方法を見つけられるように、具体的なアクションプラン(次からはどうする?)やサポート(そのために、私たちは協力を惜しまないよ)の提案を行いましょう。
いかがでしょうか?
評価面談の場面で行われる際には、 できているところの褒め→できていないところの指導→次回以降の行動の決定 という順序を守ると、部下の方も指導の内容が入ってきやすくなります。聞ける体勢を整えることがポイントです。
ネガティブフィードバックは明るい話題ではないことが多いため、言いにくさももちろんあると思います。
しかし、それを言うことができる関係性づくりのヒントは、心理的安全性の中に存在しています。
自己開示する・されるの頻度を増やして、関係性を深めていきましょう。
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