パーパス経営の手順!パーパスを共鳴させる。
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
「なぜ、この仕事なのか」に着目した目標設定の考え方、「パーパス」。
この考え方を浸透させていくためには、「発見」「共鳴」を起こして、「実装」するという手順を取っていきます。
今回はその中の「共鳴」にスポットを当てます。
発見の段階で、メンバーに参加してもらうことが有効であると前回の記事でわかりました。
このプロセスを経ることで、会社のパーパスと自分の価値観を共鳴させることができるのです。
腹落ちした・合点のいくパーパスであればあるほど、会社への帰属意識を高めることができ、また、高いパフォーマンスを発揮することができます。
会社側のパーパスをメンバーに伝えていく際には、VAKそれぞれの分野から多彩なアプローチを仕掛けることが良いでしょう。
V:ヴィジュアル。視覚
A:オーディトリー。聴覚
K:キネスセティック。触覚、嗅覚、味覚
人によって、メモを取ることが一番覚えられる、音声学習が向いているなど個性があります。
折に触れて、五感を駆使したパーパスの伝達に努めましょう。
一方でメンバー側のパーパスとは、すなわち「自分はなぜこの仕事をしているのか」。これを普段から考えている人は少ないのではないでしょうか?
メンバー自身のパーパスを掘り下げるためには、
①大事にしたい、価値観のタネとなりうる単語から選んでもらう。(家族、健康、お金、学習など)
②これまでの人生を、ほかの方とのインタビュー形式で振り返り見つける。
伝え続けてきた会社側のパーパスと、改めて見つめなおした自身のパーパス。重なる部分はあったでしょうか??
重なる部分が多ければ、会社のためにも・自分のためにも全力を尽くせることでしょう。
もし少なければ、自分のことのように感じられる機会をより作っていきましょう。(例:これまでの仕事上の体験のヒアリングを通じて、自社のパーパスにつながるものがないか、お互い発見できる場を作る)
2020年代に入り、誰もが主人公・誰も取りこのされない社会が目指されています。会社も自分も、「そういうことか!」と目的が共鳴した状態であることは、明るい時代を作るエネルギーになっていくことでしょう。
会社での仕事も、自分のキャリアも、自分事とできる風土を作ってみませんか?
次回は、実装の段階を見ていきます。
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