プロ野球チームに見る、心理的安全性。言葉の力とリーダーの発信
こんな方に読んでほしい!
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◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
今年も日本シリーズの季節がやってきました。
昨年と同じ、ヤクルトとオリックスという組み合わせですね。村神様と、絶対的エース山本由伸投手の対戦は、見ごたえがありました。
今回は、プロ野球チームの取り組みに見られる「心理的安全性」について取り上げます。
1.2021年東京ヤクルトスワローズ「絶対大丈夫」
昨年の優勝チームのヤクルトでは、首位争いの佳境となった9月に「絶対大丈夫」という合言葉のもとに一致団結しました。
ポジティブな発信を、トップ自らが行うことで、選手たちは安心して戦うことができます。
チーム共通のビジョンを描くことができる。また、チャンレジしていって万が一失敗しても、この言葉を唱えることで、取り返そうと冷静になることができる。心理的安全性の構築に重要な役割を果たしたと言えるのではないでしょうか?
2.2022年横浜DeNAベイスターズ「逃げたわけではない」
DeNAと西武による今年の交流戦。山川選手が絶好調の時期でしたが、5/27の試合では、山川選手には全打席フォアボールを与えることとなりました。試合自体はDeNAの勝利。
三浦監督は、「結果的に四球になっただけ。簡単にどんどんストライクを取りにいけないのは当然のこと」とコメントしました。
最重要目的は優勝、そのためには日々の勝利、その日々の勝利を勝ち取るためにはどうしたらいいのか…と、目標と役割を明確にできており、それを実行できたことを評価する。
強打者との対戦を避けることになっても、チームの勝利という目標が達成できれば、役割は果たせているわけです。
こうしたコメントは選手の自信にもつながりますね。
一方で、その役割を実行できなかった場合には、「いいよいいよ」で終わらせず、厳しい言葉を発することも。
(ここでは直接的なコメントはしていませんが、「あの攻め方はないだろう」とフィードバックはベンチ内であったことでしょう。) これもまた、対人リスクを超えたやり取りとして必要なことです。
プロ野球の世界はもちろん、先日の記事のようにアマチュア野球でも浸透し始めている心理的安全性。
ことに学生のころから、お互いを承認しあい・目的のために時にはピリッとした空気を作り・挑戦し続けることが当たり前になってくると、チームでやっていくというスキルが、スポーツだけでなく日常生活でも発揮できそうです。
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