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ヘルシーコンフリクト。対立することが悪いのではなく、そうして高めあっていくという”健全な対立”を目指して

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎従業員と本音で語らいたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

ずっといがみ合っている人間関係では疲弊してしまい、離職する人も多くなっていきます。仮に当事者同士でなくとも、その様子を見ている周りの人も心を病んでしまう可能性があります。

一方で、「仲良しチーム」でしかないというのも問題があるのです。言いたいことを言わないという優しさ、言うべきことを言えないという我慢が浸透しすぎると、改善されるべきことも改善されず、誰か声の大きい人に”右へ倣え”してしまいます。

その結果、チームのメンバーの行動や価値観が似たものになってしまいます。そうなると、会社の発展もなくなってしまうのですね。

時には、ケンカしろというわけではありませんが、正しい対立の仕方を学び実践していくことが必要です。

今回は、「ヘルシーコンフリクト」について見ていきます。


ヘルシーコンフリクトとは、対立や意見の相違がある場合でも、建設的な方法で解決を図ることを指します。

日本語では、健全な対立という訳になるでしょうか。このような対立が、感情的になったり、人格否定を挟んだりしないことで、組織や個人の成長が促進されます。

相手の意見や行動が間違っているときには、どうしても「私が絶対に正しい!何があっても正しい!」「あなたが絶対に間違っている、おかしい」とぶつけ合ってしまいがちです。あるいは、言えずに黙っておくという選択をする方もいらっしゃるでしょう。

そこを、以下のようなテクニックを頭に入れたうえで、健全で建設的な意見交換に持っていきます。




①目的の共有: 対立の前に、共通の目的や価値観を確認しましょう。お互いが同じ方向を向いていることで、より建設的な解決策を見つけることができます。

逆に言えば、1対1で勝負し、勝ち負けを付けようとするためにこじれるのです。「相手にそうしてもらいたいor自分がそうしたいのは、何のためなのか?誰のためなのか?」を意識しましょう。


②聴くこと: 相手の意見や感情に耳を傾けることが重要です。理解する姿勢を持ち、相手の立場を考えながらコミュニケーションを行いましょう。発言が間違っていると思っても、まずは一旦受け止めることです。


③解決策の探求: 双方が持つアイデアや提案を出し合い、共通の利益や優れた解決策を見つけましょう。お互いが主体的に参加し、相互に妥協点を見つけることが大切です。

心優しい方だと、相手の意見を酌んであげることが一番丸く納まると思って、飲み込んでしまいがち。きちんと自分の意見も言えるようにトレーニングしましょう。


この3つを気を付けることで、会社にとってどのようなメリットが生まれるでしょうか?


  1. 創造性の促進: 異なる意見や視点が出会い、交わることで、新たなアイデアや解決策が生まれる可能性が高まります。 異なる考え方から生まれる議論は、創造性を刺激し、新たな視点を得る機会となります。組織が革新的なアイデアや手法に挑戦し、進化し続けるためにはとても重要です。

  2. チームの結束力の向上: ヘルシーコンフリクトを通じて、メンバー間の信頼や理解が深まります。また、対立を解決するプロセスを通じて、メンバーはお互いの強みや貢献度を認識し、協力関係を築くことができます。

  3. 問題解決能力の向上: 異なる意見や視点を踏まえながら、解決策を模索することで、より良い結果を得ることができます。ここから、個人や組織は問題解決のスキルを向上させ、将来の課題に対してもより効果的に取り組むことができます。


恐れずに意見を交わしあうというのは勇気がいることで、対人リスクが高い状態ではすぐに達成することはできません。

ヘルシーコンフリクトが組織風土であるとすれば、まずそれを形作る”日頃の行動”を変えていく必要があります。

心理的安全性を高めるエッセンスを用いて、成長できる会社を目指していきましょう。

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