ラブライブから学ぶマインドフルネス。「先のことばかり心配していると、楽しい今が過ぎていっちゃうよ」・『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎マインドフルネスを知って、心健やかに生きたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
皆さんはマインドフルネスという言葉はご存知でしょうか?
五感を使って「今、ここ」の瞬間に集中することで、「あの時のあれがダメだったなぁ」とか「来週のあれがうまくいかなかったらどうしよう」とか、過去や未来に対する不安・恐れを手放し、今を生きるということを大事にする考え方です。
仏教の世界でも大切な教えとされているようですね。
行動としては、呼吸の流れを意識して深呼吸をしたり、不安に思っているその事実を認識するようにしたり、と言ったものが考えられます。
今回は、作品として「今、ここ」を軸においているアイドルアニメ、『ラブライブシリーズ』をご紹介します。
ラブライブシリーズは、女子高生がスクールアイドルと呼ばれる存在となって、それぞれの輝き・夢を追って全力で駆け抜ける物語です。
その第3作目は、東京お台場が舞台の「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。
μ'sやAqoursのように特定のグループ名を持たないところに始まり、12人のメンバーがソロ活動を中心にしているところ、全国大会に出て優勝することを目標としていないところ、学校が廃校のピンチにないところなど、これまでの2作と比べて大きな違いがあります。
期せずして、ダイバーシティ(お台場にもこの施設があるのはまた別のお話)が意識される世の中において、「ソロ活動を通じて、自分らしく輝くこと」をテーマに活動しているのが、2020年代の生き方を象徴しているとも考えられます。
テレビアニメ2期11話にて、3年生の卒業=同好会の引退の足音が近づいている冬のある日、その3年生であるエマ・ヴェルデちゃんが発した言葉が、マインドフルネスの発想そのままだなと思い、今回取り上げさせていただきました。
「昨日や明日のことで悩んでたら、楽しい今が過ぎちゃうよ」
最終学年から始めたスクールアイドル活動で、「もっと早く始めていたら、もっと楽しい毎日だったのに」とか、「引退まで、もう何日しかない、どうしよう」と思ってしまう気持ちはすごく分かります。
皆さんも、部活や学校の卒業間近には、寂しさや不安を感じたことがあったのではないでしょうか?
しかし、不安に思うことばかり考えてしまうと、目の前にある楽しさすら掴み損ねてしまう。海外からスクールアイドルがやりたくて留学してきて、後々帰国しなければならないという意味で、一番不安に感じているのではないか。そのように他人である私たちには思えるエマ・ヴェルデちゃんから、こうした言葉が出てくるということに、温かさや強さを感じました。
「あと何日しかない」「もう何日も経ってしまった」という視点よりも、「今、この時間は楽しい!幸せ!」と思えるようにしていきたいものですね。
ここまでのラブライブとマインドフルネスの記事では、劇中歌をもとにご紹介してきましたが、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会も、曲の紹介をさせてください。
『永遠の一瞬』という曲になります。
いつだって今が最高と言えるように、作品そのものでいうと「学生という3年間」あるいは「その日その日」。現実世界の私たちでいうと「今、ここ」。この”永遠の中の一瞬”を全力で生きていこうというメッセージが込められています。
全体的には卒業ソングのような曲調です。
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会というプロジェクトは、冒頭の通り異端な道を歩んできました。
初めてのソロ主体、初めてのコロナ禍でオンラインライブ、初めての新メンバー加入、そしてこの度は、初めてのキャスト交代という出来事もありました。
楽しかったことも辛いこともたくさんあるけど、時間は進んでいくばかり。やっぱりできることは、この曲の通り「今、ここ」を全力で走ることなのではないかと思わされます。
『永遠の一瞬』が披露された5thライブは、まだサブスクリプション配信されていませんが、2023年3月22日に、Blu-rayとしてパッケージ販売されます。ここには書かなかった、プロジェクト発足時からの動きを知っていると、どこか集大成的なライブに感じられる、良いライブになりました。
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