リモートワークで気を付けたいことは?_明るさ、腰痛、コミュニケーション不足
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎リモートワークを実施している
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
コロナ禍に突入することで、ご自宅で在宅勤務を行うリモートワークも随分と一般的になってきました。
静岡ではものづくりの産業も多いことから総数は多くないかと思いますが、ワ―ケーションの対象として選ばれることはあるのではないかなと思います。
リモートワークにおいては、通勤時間を省略できるので、移動時間分だけ新しい活動に使うことができるのが最大のメリットですよね。
一方で、課題もいくつか見えてきました。
今回はそんな「リモートワークで気を付けたいこと」についてまとめてみます。
1.作業環境
リモートワークでできるお仕事といえば、PC作業が鉄板ではないでしょうか。
そんなPC作業をする環境について、画面の明るさだったり、机椅子だったりというものについて、ガイドラインが出ているのです。
(厚生労働省:自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備より引用 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01603.html)
・画面の明るさ:300ルクス。ピンとこないですよね。(BLEACH風に)
蛍光灯を使う、昔からある事務所の明るさと同じくらいだそうです。
暗すぎると目に良くないというのは感覚的に分かりやすいかと思いますので、従業員さんにも十分理解してもらいたいですね。
明るさを測るアプリもあるみたいですよ!
・腰痛対策
机椅子は、無理のない姿勢で作業を行えるもの=腰痛などを起こしにくいものにしていきたいですね。
現実的にテレワークによって腰痛になった⇒労災だ!とは、以下の図からすると難しい印象です。
(厚生労働省 腰痛の労災認定より引用 https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/111222-01.html)
ですが、2019年の国民生活基礎調査でも、男女ともに腰痛が上位に挙がっています。
公私ともに充実したパフォーマンスを見せるためにも、PC作業の環境にも気を付けましょう。
・画面との距離
目と画面とは、40cm以上離れていることがよいとされ、また、画面の文字の大きさも3mm以上であることがよいとされています。
マルチディスプレイにできず、1台のPCで複数のブラウザを見るときなどは注意したいですね。
2.コミュニケーション不足
体のことから離れて、心のお話です。
メンタルヘルスの観点からは、家族と一緒にいられる時間が増えたなど、ストレスが軽減したケースもありつつも、以下のような悩みもあるようです。
(厚生労働省:テレワークにおける メンタルヘルス対策 のための手引きより加工して作成 https://www.mhlw.go.jp/content/000917259.pdf)
普段だと顔が見えたり、会話をしたりすることで変化を感じることもできますが、テレワーク下では難しいですよね。
決まった日に1on1ミーティングを設けたり、いつも以上に相談に応じやすい場づくり(扉を常に開けておくよ、というメッセージ発信)をしたりすることを心掛けてみましょう。
1人でいるときに、心配りをしてもらえるのは嬉しいものです。
いかがでしょうか?
便利な一面と、不安な一面をうまく乗りこなして、テレワークを業務のブースターにしていきましょう!
参考:テレワーク総合サイト。こんなものも用意されているんですね。
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