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リーダー×セルフアウェアネス。権力勾配に気づいて部下と対話するとうまくいきます!

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎メンバーに自主的に動いてもらえる組織づくりをしたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。


自分という存在の在り方について考える機会が、SDGsやウェルビーイングという単語が流行りだして以降増えています。

内なる対話、内省による自己認識と、外から見てもらった自分という自己認識、これらを通して「自分を見つめなおす・気づく」ことを「セルフアウェアネス」と呼んでいます。

セルフアウェアネスがカチッとはまっている感覚では、高い満足度をもって生活できるでしょう。

ただ、これを達成するのは難しい!というよりも一生かかってもできないかもしれません💦

内省と指摘を繰り返していって、自分とはこういう者だ、と何となく腑に落ちる瞬間を探していく。それが人生という旅なのかなと。




リーダーの立場でセルフアウェアネスが重要になってくるのは、部下の方との対話の時です。

リーダーという役割を持った皆様が、どういう自己認識で相対しているかで、自律的な行動やアイデア出しに大きな影響があります。


リーダー「今日は新商品の開発のために集まってもらったわけだけど、自由に発言してもらって大丈夫な場なのでね。なんでも言ってみてください。まず、Aさん、どうかな?」


A「はい、私は○○が求められる社会であると思うので、○○を取り入れた商品を考えました。……」


リーダー「うんうん、いいねいいね、そういう感じ。トレンドも抑えられているし賛成だなあ。Bさんはどう?」


B「あ、私は△なのですが、Aさんの○○がいいなと思いました」


リーダー「そっか、遠慮しなくていいからね?Cさんはどう?」


C「私もAさんのものがいいなと思います」


リーダー「あ、そうなの?」



褒めることは大事なことですが、リーダーという役割が、部下3人の前でどういう認識であるか?これについてのセルフアウェアネスがないと、「リーダーがいいとい言ったものに同調しなければならない」という急な権力勾配が働いてしまうことが起こりえます。BさんもCさんも、スタートのAさんが高評価となったことで、「それに則ろう」となってしまいました。

もしもAさんのアイデアが、磨き上げられることなく通過してしまったら?世に出してみても、競争に負けてしまうかもしれません。


リーダーとは、権力勾配を生みやすい立場であるんだというセルフアウェアネスを持って、対話に臨んでみましょう。



リーダー「今日は新商品の開発のために集まってもらったわけだけど、自由に発言してもらって大丈夫な場なのでね。なんでも言ってみてください。まず、Aさん、どうかな?」


A「はい、私は○○が求められる社会であると思うので、○○を取り入れた商品を考えました。……」


リーダー「なるほどね、発言ありがとう。これを聞いてみてBさんはどうかな?」


B「私は△なのですが、Aさんの○○の、考え方がいいなと思いました。ただ、コスト面を考えるとどうなんだろうという気持ちも起こりました」


リーダー「いいところと悪いところ、両方感じ取ったんだね。じゃあBさんの、△という商品のこと、教えて?」


B「はい!私の考えた△とは……」


リーダー「ありがとう。ここまで聞いてみて、Cさんはどうでした?」


C「製造の立場から言わせてもらうと、難しい部分が多いように感じます。ただ、工夫次第でどちらも見込みはあるかも」


リーダー「そんな風に感じたんですね。Cさんのアイデアも聞かせてもらえますか?」



いかがでしょうか?

リーダー自身は、権力勾配に対するセルフアウェアネスを高めて、対話の途中で評価を下す発言を押さえました。

勾配度合いとしては”フラット”であるわけです。

これだけで、部下の方から多くの意見を吸い上げる「良いファシリテーション」ができるようになります。


セルフアウェアネスを高めるには、自分の外の目線を大切にすること、振り返りをすることがカギになっていきます。

リーダーとしての自己認識について、内省と指摘を得て、「カチッとはまる」瞬間を見つけていきませんか?会社という人生も旅の連続なのではないかと感じます。

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