一人ひとりにスポットライトを当てられる社会へ。Unipos Summit 2023を視聴しました
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
去る1月26日に行われた、Unipos Summit 2023をZoomで視聴しました。今回は「日本企業・組織の空気を変えろ」というテーマで、閉塞感を打ち破ろうということがメインテーマに掲げられていました。
ウェルビーイング、ダイバーシティ、組織文化といった、近年のトレンドワードのオンパレード。最先端の人事労務管理について学ばせていただきました。
2/21に再配信も予定されているようですので、ぜひご覧ください。
全編6時間超えの大ボリュームだったのですが、その中でも共通して印象に残った点が2つあります。
①個人に焦点を当てた経営にシフトしていく
一人ひとり違うということがダイバーシティ。それは身体的なことに限らず、性格ということにしても同じです。その意味では、ここ数年になって言われる前から重要なトピックであったとも言えそうです。
人手不足が加速するこれからの時代において、採用・定着も数の戦略ではなく質の戦略→個人個人に目を向けて、コミュニケーションを取っていく戦略が求められていくでしょう。
ただし、これは従業員さんのすべてを受け入れろ、ということではありません。メンバーの話を聞く、という行動がポイントになるのです。
一人ひとりがどういう考えを持っていて、どういうマネジメントをしたら輝けるのか。そしてそこから、どのように組織の発展につなげられるのか。それを探るためのきっかけが、1on1やコーチング、評価面談といった対話の場に存在しています。
②自分らしい幸せを手に入れられることが、ウェルビーイング
人によってその意味が変わってくるであろうウェルビーイングという単語。2020年代のバズワードとして取り上げられることも増えましたが、最終的には「自分らしく幸せ」であることなのではないかと思います。
体のことでいえば、生涯現役・8020運動のようにずっと健康であり続けられること。
心のことでいえば、今の職場で安心して働ける人間関係・風土づくり。自分がキャリアの主役になるということ。
つながりのことでいえば、いろんなコミュニティに居場所があること、そこなら自分を出していっても大丈夫と思えること。
金銭だけでなく、働き甲斐の充足感をも確保していくことが、企業に求められていきそうです。
企業の人的資本経営に関する情報開示が始まり、これまでより一層、人へのアプローチが問われることになります。
といっても難しいことはなく、「人を人として尊重すること」という、ごく当たり前の視点をもって、よりコミュニケーションを多くとってみる。これが1丁目1番地になるのではないでしょうか?
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