人材活用ガイドラインが公開されました!_②経営課題と⼈材課題を⾒つめ直しましょう
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎人手不足を乗り越え、これからも長く続く会社を作りたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
2023年6月、中小企業庁から「人材活用ガイドライン」というものが公開されました。
これは、売上アップや新分野への進出といったいくつもの目標に対して、人材活用の観点から問題提起をしています。
ただ、人手不足や思ったような人が来ないといった、「人材にまつわる課題」も多くあり、どこから手を付けたらいいのか、代表者の皆さんは悩まれていることと思います。
そこへ、本ガイドラインでいう3ステップによってメスを入れて、課題の解消を図ることが期待されているのです。
会社様と、私たちのような支援機関が一緒になってガイドラインを使いこなすことが期待されています。
1.経営課題と⼈材課題を⾒つめ直しましょう
(中小企業庁:中小企業・小規模事業者人材活用ガイドラインよりhttps://www.chusho.meti.go.jp/keiei/koyou/hitodebusoku/guideline/guideline.pdf) ステップ1では、「経営課題と⼈材課題を⾒つめ直しましょう」ということで、会社様でぶつかる人事労務の課題を10個例示しています。
13ページでは、皆さん共通のお悩み(どれもそうだと思いますが)の人材確保等の課題についてガイドが書かれています。
【課題7 ⼈材確保に努めているが採⽤に⾄らない・定着しない】
これについて、さらに細かくどういう課題が人材確保難に貶めているのかを考えていきます。
事業計画と連動した採⽤計画を設計し、⽅針を⾔語化できる⼈材がいない
能⼒開発・昇進等のキャリアパスや賃⾦・労働時間等の処遇の改善施策を企画し、実⾏できる⼈材がいない
主⼒従業員の⾼齢化が進んでいる 事業承継を検討しているが、経営者の親族内に適任者がいない
⼈材採⽤の経験・ノウハウを持つ⼈材がいない
⾃社の魅⼒や強みを⼗分に把握できている⼈材がいない
「人材確保に悩んでいるあなたには、こういうお悩みはありませんか?」ということです。
ここから、ガイドラインは「⼈事管理のうち、採⽤や処遇改善のための施策を企画・実⾏する⼈材を確保・育成できないこと」や、「採⽤担当の⼈材を育成・採⽤できないこと」を、人材の課題として深掘りしてくれました。
前者を解決する人材戦略は「中核⼈材採⽤型」「中核⼈材育成型」で、後者を解決する人材戦略は「業務⼈材採⽤・育成型」によって方向性を定めることができます。
この3つの型については、ステップ2で触れられていますので、次回以降の読み解きとさせていただきます。
前回紹介しました経営戦略の策定と、その補助ツールたる経営デザインシートの利用によって、「数年後、こうなりたい」は見えてくると思います。
そして今回のステップ1で、「こうなりたいのに、今はこう」というギャップが見えてきたのではないでしょうか。
ステップ2では、それをどのような人事戦略(育成、採用)で道筋を立てるか、という話になっていきます。
Comentários