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代表者様の思いを形に表していく、経営デザインシートの作成をしてみませんか?

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。


今回は、先日ご紹介しました「経営デザインシート」の利用や作成について、文章化し発散することで学んでいきたいと思います。


経営デザインシートとは、環境変化に耐え抜き持続的成長をするために、自社や事業の


(A) 存在意義を意識した上で、

(B) 「これまで」を把握し、

(C) 長期的な視点で「これから」の在りたい姿を構想する。

(D) それに向けて今から何をすべきか戦略を策定する。


ものとされています。

「この仕事をするのは、なぜ私たちなのか?」から入って、過去現在未来を一本線にまとめる思考法です。

重要なのは、


・これまで足りなかったものに、戦略を追加することで、これからこうなりたいな


という順序で考えるのではなく、


・これからこうなりたいけど、これまではこうだったので、その足りない戦略を実行していく


という順序で考えることです。


前者では場当たり的な印象を受けますが、後者では数年スパンの長期的な実行計画が見えています。

「これから」と「これまで」の差分を分析することを、「As Is」ー「To Be」分析とも言います。(人材版伊藤レポートでも言及がありました。)


では、実際にシートを見ながら考えていきましょう。



(首相官邸:経営をデザインする より加工して引用 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou01.pdf


こちらは簡易版です。


A:自社の目的や特徴から、どのような企業運営をしていきたいかを書きます。存在意義を意識してみましょう。(愛されてきた・長く取引ができてきた理由にヒントがありそうです。)


B:これまでの価値創造メカニズムを思い起こします。提供価値→ビジネスモデル(どのような方法でその価値を提供しているのか、また、その根幹となる思いやノウハウは?)→資源(それを可能にしている要因とは?技術、人、商品力など)の順番で考えてみましょう。

また、現状の課題は何ですか?こちらも書いていきます。


C:これからの価値創造メカニズムを思考します。提供価値(これからは、誰に届けていきたい?)→ビジネスモデル(どのようにして価値を生み出す?)→資源(そのために必要なものとは?)の順番で考えてみましょう。

外部環境については、今後立たされる社会の変化や業界の変化について考えます。


D:C-Bから、足りないものを捉えます。例えば宿泊業で、自社の認知度に課題がある→2030年には、若者にも愛される宿でありたいというデザインを考えたら、この差分で思いつくのは「インフルエンサーになりうる、発信ツールに慣れた人材の育成や採用」というものが導き出せますね。


詳細版の方が詳しく、書く欄も大きいのでお勧めです。

また、ABCDを書く順序についてはこだわりなく行きましょう。ともかくも、「なりたい自分を叶える」ことが目標になります。

そして、実現可能・不可能に初めからこだわってしまうと、自由な発想ができません。紙の上では自由に表現(妄想?)しましょう。


経営デザインシートのサイトでは、過去のデザインシートではありますが、各企業の記入例が公開されています。

独自性も大切ですが、ひとまず参考にされてはいかがでしょうか?



さて、これができたら、ミッション/ビジョン/バリューも抽出できますね。

ミッションはAから、ビジョン・バリューはB、Cから当てはめていけそうです。

全てについて、働く方それぞれの思いを込められれば、いよいよ人材活用ガイドライン上の、人材戦略作りに進めます。

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