共通の大きな目的が現れたとき、不仲はどうなる!?_シェリフのサマーキャンプ実験
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
会社の中でも外でも、仲があまり良くない人間関係というものはあると思います。
波長が合わないということはありますから、多少は仕方ないでしょうね。
今回は、そんな不仲の状態の時に知っておきたい、「シェリフのサマーキャンプ実験」についてご紹介します。
シェリフさんは、アメリカの心理学者です。
ある夏の日、少年たちが集まったサマーキャンプで、その子たちを2グループに分けました。
2グループそれぞれに対して、目標を設定し、競争させることにしたのです。
そうしてメンバーの感情の変化を見ていくと、グループの中での結束は強くなりましたが、グループ同士の対抗心は、敵対心=不仲へと変化していきました。
その後、グループの競争から、2グループが力を合わせて頑張らないいけない課題を設定しました。そうすると、敵対心をお互いに持っていた2グループの少年たちの感情は、同じ課題に取り組むことで不仲が消え、仲間意識へと変化していったそうです。
このサマーキャンプ実験から、「メンバーの前に共通の大きな課題・目的・敵が現れた場合、連帯感が生まれる」ということが分かりました。
会社規模でみると、「営業部と総務部」「ベテランと若手」というカテゴリーが、望むと望まざるとに関わらず、対立関係として生まれる可能性があります。
こうしたギスギスがあるなと感じた際には、「グループ横断でのプロジェクト」や「会社の5年~10年計画の方針決定」といった、より大きな目的にメンバーを巻き込み、チーム感を作り出す手法が効果的と言えそうです。
会話のないままお互いを嫌ってしまうのは悲しいこと。すれ違いを減らして、一緒に進んでいく姿勢を大事にしたいですね。
(宇宙人が攻めてくるという共通の課題が現れたとき、世界の連帯感はどうなるでしょうか…?)
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