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小規模企業白書を読む③_従業員が増えてきたら、経営の透明性を高めよう

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎右腕人材を育て、事業拡大していきたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

2023年版中小企業白書・小規模企業白書が、中小企業庁から公開されました。

中小企業の現状、そしてこれからの展望が分かる貴重な資料になっております。

気になったトピックをちょこっとずつ紹介していきますので、何かの参考にしていただければ幸いです。


③従業員が増えてきたら、経営の透明性を高めよう


皆さんは、皆さんと同じような「代表者の立場」として考えられる人材を育成したいと思ったことはありますか?

会社の明日を担うのは、立場にかかわらず社員全員と捉え、経営に関するエトセトラを広く浸透させていくことが重要と、中小企業白書には記載されています。

従業員さんの数が増えてくると、たとえ代表の方が面接に携わっていたとしても、個人の思いや考え方の違いの数も増えます。

よって、「わが社は、どういう方向に進んでいくのか」を示し、一丸となってそこへ進んでいく意識付けを行わなければならないということです。


では、そんな”経営の透明性”を高める取り組みとは、具体的にはどのようなことをすれば良いのでしょうか?

調査から、多くの企業様は、「経営計画の共有」、「経営課題の共有」を中心に行われているようです。以下の図をご覧ください。




ミッション、ビジョン、バリュー、パーパスといった、「何をするのか・なぜするのか・誰のためにするのか・私たちは何者なのか」といった意思を具体化し、こういう風に1年間やっていくとか、現在はこういう課題があるから、みんなに解決していってほしいという共有の仕方をします。

他にも人事評価制度や報酬制度の明確化も、5割以上の企業様が取り組まれているようです。従業員さんの視点に立てば、「何をすれば会社のためになるのか・どう行動すれば給与は上がるのか」というところがクリアになっていると、安心して仕事できますよね。



そしてこれらの取り組みは、従業員さんのモチベーション向上、エンゲージメント向上、経営者の業務効率向上といった、様々なポジティブ効果を生み出したようです。



(以上画像2点について、中小企業庁:中小企業白書より引用 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2023/PDF/chusho.html)


特に3番目。「会社を良くしたい」と考える人が社長以外に何人も現れてくれれば、代表者様ご自身はさらに違うことに取り組むことで、事業拡大を図ることができますよね。

会社のことを自分事化していくためには、会社も従業員さんも、お互いどう思っているかを共有しあうことが大切です。

目に見える形で、しかも即日で効果を生むものではないかもしれませんが、長い目で見たときには、成長の必須要素になるでしょう。

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