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幸福な経営ってなんだろう!?⑭マインドフルネス

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

健康経営の考え方の中に、幸福経営というものがあります。

幸福の尺度・定義は人それぞれでしょうが、ここでの幸福は「ウェルビーイング」と捉えられております。

おさらいになりますね。ウェルビーイングとは「身体が健康的であるというだけではなく、肉体的にも精神的も社会関係においても、不安がない健康状態」を指しています。


では、実際にこれらが満ち足りた経営とは、働く方がどのような状態になることを言うのでしょうか?今回が最終回の、第14弾です。




・マインドフルネス


ラブライブの考察記事を通じてもご紹介してきました、マインドフルネス。

「今、ここ」に集中することで、過去への怒りや、未来への不安を手放し、心の健康を保とうとする考え方です。


現在の技術では、過去に起こった事件や出来事、結果を変えに行くことはできませんし、未来に何が起こるのか、確認しに行くこともできません。すべては、「今、ここ」の積み重ねの上に立っているだけです。

とかく、マルチタスクや情報過多と呼ばれるこの時代で、「今、ここ」を大事にして過ごすということは、次のような効果をもたらします。



1.集中力アップ


今自分が何をしているのか、きちんと理解して進めることができます。これによって、「あれ、なんだったっけ…」といったミスが減っていくでしょう。仕事が重なり過ぎる時には、「私は今から、○○の仕事に取り掛かる」と、心の中で宣言するのもいいかもしれません。ごはん中にテレビやパソコンを見ているから、おいしかったかどうか、振り返ってみると分からない、なんてことはありませんか?ごはん時ですら、マインドフルネスは大切な要素になりえます。



2.落ち着く


マインドフルネスでは、呼吸も意識されます。鼻から吸っておなかに空気をため、口から吐き出す。この一連の流れを通して、落ち着きを取り戻すことができます。



3.意味を考えるようになる


1つ1つのことにまっすぐ向き合うようになりますので、「これはなぜこうなっているんだろう」と、意味を考えながら取り組むことができます。

これが仕事であれば、有意味感が与えられるということ・そして気づくということの価値の高さは計り知れないものになります。自ら考えて行動する社員さんが生まれる、ということです。



「今、ここ」を大事にすることは、結果的に『今を形成するに至った過去』と、『良い今を重ねていくことで得られる未来』のどちらも大事にすることになります。

ああすれば良かったとか、あんな風になりたいのに…とか思うこともあるかと思いますが、「そんな風に感じた今の自分は、どうしようか?」と、深呼吸して考えてみましょう。



全14回でお届けしました、ウェルビーイングでいられるための幸福経営の基礎。

幸福と経営がくっついて語られるのには、会社で過ごす時間が長いから。そして、幸福について学ぶ機会が少ないからということがあると考えます。

1日24時間の中で、通勤+実労働時間で約10時間、睡眠食事などで10時間とすると、自分のために使える時間は4時間ほど。お子様がいるご家庭ではさらに短いと思われます。


長く健康でいられるために、会社としては、ウェルビーイングについて広めること。個人としては、思考や言動のちょっとした工夫。一人ひとりの幸福から、会社、地域とその大きさが広がっていくように、幸福経営について実践していただけたら幸いです。

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