幸福な経営ってなんだろう!?①主体的な意思決定、やりがい生きがいづくり
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
健康経営の考え方の中に、幸福経営というものがあります。
幸福の尺度・定義は人それぞれでしょうが、ここでの幸福は「ウェルビーイング」と捉えられております。
おさらいになりますね。ウェルビーイングとは「身体が健康的であるというだけではなく、肉体的にも精神的も社会関係においても、不安がない健康状態」を指しています。
では、実際にこれらが満ち足りた経営とは、働く方がどのような状態になることを言うのでしょうか?今回はその第1弾です。
・主体的な意思決定ができる
日本人は、特に協調性が優れていると言われますよね。
周りの空気を読むことを、学校や社会では求められています。
一方で、人である以上は「自分はこうしたい」という気持ちを持っているというのも事実です。
こうした気持ちに嘘をつかず、「自分のことは自分で決められる」「自らの考え方・やり方をもとに動くことができる」環境が職場にあると、働く方の幸福度は高まります。
ともすれば、わがまま社員が出てくるのではないか、と心配になるかもしれません。
「自分もOK、相手もOK」の、アサーションの考え方を前提においてもらうことが、主体性の発揮には重要でしょう。
・やりがい、生きがいをつくる
やりがいとは、何かに取り組むあたって、満足した気持ちでできること・手ごたえを感じていることを指します。
生きがいとは、やりがいにも似た考え方ですが、その範囲は「人生」と広いです。人生において「腹落ち感」があるかどうか。
決まった時間働いて、帰ってきたら決まったことをする。仕事もプライベートも、ルーティン化してしまうことほど悲しいものはありません。
たとえば、仕事のやりがいに関しては、「なぜ、この仕事なのか」「なぜ、この業務は世間から評価を受けているのか」「なぜ、君に任せるのか」というような、パーパス=存在意義を突き詰めることが、経営者側・働く方側ともに求められます。
会社としては、そうした哲学的な場を設けてあげるのはいかがでしょうか。働く方と、会社とのパーパスが重なり合うと、お互いに満足して仕事に臨むことができます。
生きがいについては、プライベートの時間を十分に確保できるように努めます。長時間労働があるなら、仕事の割り振りを変更したり、より早く終えることができる工夫をチームでシェアしたりといった具合です。
仕事から離れて、心身を回復させる時間が用意されていることで、「また来週からも頑張ろうか」と思うことができるでしょう。そして、適度に張り=良いストレスを感じて仕事をして、良い結果を生み出す。
やりがいと生きがいのサイクルに入ると、生産性にも良い影響がありますね。
業績追求型から、それぞれの幸せウェルビーイング追求型への転換が、今後の社会経済のポイントになります。
次回以降も、幸福経営のキーワードを特集していきますね。
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