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弥生給与、カスタム計算項目使ってる?

こんな方に読んでほしい!

◎弥生給与をご利用

◎弥生給与をご利用中だが、Excelをかませ過ぎていてよくわからなくなる

◎できるだけ自動計算にして、ヒューマンエラーを減らしたい

◎給与計算担当者様

◎社会保険労務士の皆様



こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

給与計算をされている皆様は、どのようなソフトをご利用でしょうか?

今回は、弥生給与の便利な機能、「カスタム計算項目」について特集します。



「カスタム計算項目」では、独自に計算式を設定することで、中間ファイルを減らして給与計算を行うことができます。

たとえば、以下のような画面。


基本的な1日8時間超の残業については、「時間外手当」という名称で、はみ出した時間×1.25×割増賃金基礎単価によって計算されます。

これを、カスタム計算項目を利用することで、以下のように組み立てられます。





①1日について8時間超・1週間について40時間超を、「普通残業時間」として集計します。これについて、普通残業時間×1.25×割増賃金基礎単価


②第1週で48時間労働したものの、第2週で8時間分振替休日を取りました。この場合、第1週の40時間超部分である8時間については、「8時間×0.25」すれば足ります。

このような8時間を集計していった時間を、「週40超振替済」と名前を付けました。

『「8時間×0.25」すれば足ります。』ということについて、週40超振替済」×0.25×割増賃金基礎単価


③①と②それぞれ、端数処理。


④その結果が、すべてひっくるめて時間外手当として合計されます。




こういったメリットが生まれることになるんですね。

その他にも、欠勤控除など、会社独自のルールもカスタム可能です。かなり職人気質な業務になりますが、Excelのような関数を知らなくても、日本語が土台になっているので組み立てやすいかと感じました。

特に、Excelからインポートすることで弥生給与を使っている方に置かれましては、


・中間ファイルが減ることで、計算誤りや計算式誤りといったヒューマンエラーが減る。

・集計項目が減ることで、工数削減につながる。

・単価の基礎となっているのは弥生給与のマスターなので、Excelの中の単価を変更しなくても、ここを変更すればすべて解決。


といったメリットが考えられます。


デメリットとしては、今日現在「通勤手当をカスタム計算項目に含められない」という点です。

たとえば、欠勤控除に固定の通勤手当も含めて控除したいとしたときは、弥生給与では設定ができませんので、手計算にて上書き入力することになります。



初期設定で失敗すると元も子もないものの、自動でできるところはできるだけ自動でやってもらう。

こうした工夫が、ミスの少ない事務処理につながっていくのではないでしょうか?

今後も研究の余地がありそうで楽しみです。

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