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従業員の目標のための3つの視点:②ビジョン

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様

こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。


会社として、チームとして戦っていくために、会社の目標と働く方の目標=見ている先をそろえていく必要があります。

一般的に、会社が立てるものとして経営計画なども考えられますが、それにあたって軸となる考え方が3つあります。

今回は、そのうちの2つ目である「ビジョン」について考えていきましょう。


「ビジョン」とは、辞書上「未来への展望」であったり「将来像」というような定義がされています。

具体的には、「数年後、どうなっていたいか?」というイメージですね。

たとえばケーキ屋さん。開店当初なら、「1年後の売り上げは1000万円に到達する」「3年後には法人化」「5年後には2号店オープン」といった目標があります。

しかしこの場合は、「地産地消にこだわり、地域に愛されるケーキ屋さんになります」というものの方がより近いかもしれません。

集合関係でいうと、図のような形になります。





「地産地消にこだわり、地域に愛されるケーキ屋さんになる」、という店主の思いを実現するために、売上目標達成などの種々の目標を達成していこうということですね。

大きな円のビジョンは、消費者の方や働く方の共感を生むものであることを意識してみましょう。


そして、働く方の目標においては、このビジョンに沿った形で設定してもらう必要があります。

「地産地消にこだわり、地域に愛されるケーキ屋さんになる」ことを会社が目指すのであれば、働く方は「リピート率を70%にもっていく」「清潔な店舗環境を保つため、5S活動を規定の時間に実行する」といったことを目標にしてもらいます。

地産地消にこだわりたいのに、ローコスト優先の仕入れを推進しているとなると、ビジョンの実現には至らないわけですね。

新年度となり、人事制度の目標設定の時期を迎えている事業所様も多いのではないでしょうか。ぜひこの視点も意識してみてください。



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