心理的安全性を実現するためにも、いま改めて、アサーティブコミュニケーション
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士・販売士の杉浦です。
心理的安全性とは、チームの中で、対人リスクを恐れずに思っていることを気兼ねなく発言できる、話し合える状態を指します。
つまり、聴く力はもちろんなのですが、これまで発言しにくかった部下の方についても、「忌憚のない意見」を言うことができる力が求められていきます。
こうしたコミュニケーションスキルを「アサーティブコミュニケーション」といいます。
(美容室で、こうしてください、って言いにくいことありますよね…)
アサーティブとは、自己主張のことを指します。
ただし、何でもかんでも自分ありきで発言するのではなく、相手のことを尊重した自己主張であることが大切です。
わがままを通そうとする、相手のことを考えないコミュニケーションは、アサーティブとは言えません。
アサーティブコミュニケーションを実践していくためのポイントとしては、以下の通りです。
・気持ちや考えを率直に表現する
→相手を傷つける発言はもちろんNGですが。こうして表現することで、自分の正直な気持ちに気づくことができます。
・自分にも相手にもわかる事実を伝える
→例えばお願いする際も、なぜそれが必要なのか、客観的な事実を伝えることにチャレンジしましょう。
・明確に表現する
→頼みづらいことだと、どうしても遠回しな表現になってしまいませんか?聞く側も曖昧だと困ってしまいますから、はっきりと言いたいことを言うように。
・非言語コミュニケーションも活用する
→身振り手振り・声のトーンなどの非言語コミュニケーションは、感情の伝わり方の9割を占めるとも言われています。困っていることを伝えたいときには、それに合ったトーンなどで伝えます。
また、アサーティブコミュニケーションにおいては、どういう自己表現が良いのかも知っておきましょう。
・非主張的:自己肯定感低め、引っ込み思案、他人本位。
例)あなたの言うことが正しいよ!(本当は間違ってる気がするけど…)
・攻撃的:尊大、優越感を得たい、支配下に置きたい。
例)私の言うことが正しいから、指示に従って!
・アサーティブ:率直に、調和を取る、柔軟、協力。
例)あなたの意見はこういうことみたいだけど、私は反対にこう思うんだよね。
時に対立することになったとしても、反対意見を伝えることは悪いことではありませんし、むしろ心理的安全性においては、チームが正しい方向に進むために必要な対立かもしれません。(ヘルシーコンフリクト)
こうした対立も、アサーティブに行うことで人格否定という方向に進まず、健全な意見交換につながります。
今一度、どういった表現がアサーティブなのか?また、ご自身の自己表現は上の3つのどれに近いか?見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
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