成功のヒントになる偶然と、出会える確率を上げよう!クルンボルツの計画的偶発性理論
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎働く方にもっと挑戦してもらいたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
ご覧いただいている皆様は、ご自身や、会社で働く方の「キャリア形成」についてどのようにお考えでしょうか?
前もってどのようなキャリアを積み上げていくか。こうなれたらいいな、というものはあっても、必ずしもそうなれるとは限りません。その時々の出会い・出来事が、自身を形作っているのではないかと感じる方も多いと思います。
今回は、クルンボルツさんの「計画的偶発性理論」について見ていきましょう。
失敗は成功の準備運動!
計画的偶発性理論は、1999年にクルンボルツさんによって発表されたキャリア理論です。
ビジネスで成功した方のキャリアの中で、ターニングポイントとなった瞬間の多くは「本人も思ってもみなかった出来事」であったようです。
キャリアは前もって計画立てて作り上げるものではない、ということですね。
とはいえ、そうした「思ってもみなかった」に、「出会おう!」と思うことが、計画的に偶発性を生み出し、良いキャリアへつながることになるのです。どのような行動特性が、成功へのきっかけをつかむのでしょうか?
好奇心(Curiosity)
持続性(Persistence)
楽観性(Optimism)
柔軟性(Flexibility)
冒険心(Risk Taking)
以前の記事でも、日本人には変化を恐れる傾向があると触れました。
でも、分からないこと・経験のないこと・初めて会う人などにこそ、自分を成長させる「思ってもみなかった」ことが待っているということですね。
例えば失敗は、成功するまでトライし続ける限り失敗ではないのです。この考え方は、持続性や冒険心に基づくもの。
失敗自体はすごく有益なものであって、そこから学ぶことはたくさんあるのです。
それを糧にして成功にたどり着く頃には、きっと素晴らしいキャリアになっていることでしょう。
経営者の皆様におかれましては、働く方にこの5つの行動特性をぜひ勧めてもらえたらと思います。
特に挑戦や新規性の歓迎は、チームの風土=心理的安全性の向上とも大きく関わっています。好業績のチームでは、良いキャリアが積めるという理由が見えてきた気がしますね。
イキイキと輝くキャリアを得るために、「思ってもみなかった」ことに出会えるチャンスをぜひ増やしてあげてください。将来、会社の力に必ずなってくれます。
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