暗い気持ちになったときの、「思考パターン」と「行動パターン」
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
こころの病気を抱える方の数は年々増加傾向にあり、うつ症状は誰にでも起こりうるものとして知られるようになりました。
暗く落ち込んだ気持ちになるときには、それぞれ3つの思考と行動パターンがあると考えられています。「私も良くそうなることがある」という方にとっては、そういう傾向があるな、と知っておくだけでも随分違ってきます。
◎うつ思考の3パターン
うつ思考は、一般的にマイナス思考の3つのパターンに分かれます。
1. 自分のことをマイナスに考えすぎる
自己否定的思考: 自分の能力や価値を過度にマイナスに考えます。例えば、「集中できないし、物覚えも悪い。自分はダメな人間だ。」と考えることがあります。
自己責任: 過度に自分を責めることがあります。失敗や困難に遭遇したとき、自分自身に非を求める傾向があります。
2. 周りの人やものごとをマイナスに考えすぎる
過度な悲観主義: 十分に考えずに、もうダメだ、うまくいかないと決めつけることがあります。小さな問題を大きく考える傾向があります。
深読み: 他人の気持ちを深読みしすぎ、一種の“被害妄想”に陥ることがあります。他人が自分を嫌っていると感じる、また「嫌われているかも」と、距離感を取ることで、相手にも「私のこと嫌いなのかな?」と誤解を生むこともあります。
3. 今後のことを前向きに考えられない
あきらめ: 「どうせダメだ」と初めからあきらめてしまうことがあります。将来の可能性を見出せず、今の状態は変わらないと思い込むことがあります。
◎うつ状態の行動パターン
うつ状態になると、思考パターンに影響を受け、特定の行動パターンが現れます。
これらの行動パターンに気づくことは、自己認識と対処法を見つける第一歩です。
1.活動量の減少
楽しいことが分からなくなったり、達成感が得られなかったりする結果、元気がなくなります。
自分を責めることが増え、何もできていないと感じます。
2.ぐずぐず主義
仕事や日常の活動を先延ばしにし、問題を避けて他のことに没頭します。これにより、やらなくてはいけないことがたまってしまいます。
たまってしまったことに対して、また自己嫌悪に陥るのですね。
3.周りに助けを求められない
周囲の人々からの支援や助けを受けようとしづらくなります。「今、困っている」「私はつらい思いをしている」と、声を上げられない状態です。
これは孤立感を助長し、回復を遅らせる原因となります。
暗い・うつ気分のこころと、うつ思考・うつ行動は悪循環として巡り続けます。どこかでストップをかけないと、最悪の事態にもなりかねないのですが、そのためには「うつ思考・うつ行動」に”なっている”と自覚して、変えていくことが大切です。
気分がいいときには、思考も行動も良い流れで巡っています。そのサイクルに帰ってこられるような視点を、今後触れていければと思います。
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