決算と同じくらい大事な、人に関する情報!?人的資本可視化の指針
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎社外に人を大事にできる会社だと発信したい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
内閣官房は、6/20に人的資本可視化指針の案を公表しました。
資本金や保有資産といった、決算書・内訳書に乗るような、数字・金額で表せる情報と違い、人にまつわる取り組みについてを見える化しようということですね。
会社の価値向上のエネルギーになるのは、有形のものよりも「無形のもの」と捉えられ、中でも人的資本への投資はその中心となる要素です。
国際的に、人的資本に関する情報で「開示してほしい」と言っている項目はまちまちなのですが、今回公開された案で、「日本としては、これが大事なんじゃない?」というところが見えてきました。
※画像に加えて、会社独自の取り組み項目についても触れられています。
たとえば「育成」の項目では、
・研修時間をどれだけ取っているか?
・研修にいくらかけているか?
・人材確保、定着についての取り組みの説明
といったもの。
また、「健康」の項目では、
・労災の発生率は?
・ヘルスケアサービスの利用状況
といったもの。
これらの取り組みの中で、「よその開示情報に沿った、右倣えの開示」ではなくて、「自社の方針に合った開示」をしていくことになります。
つまり、会社として、働く方の一般的な姿を決めておいて、そこにどのような投資をしているのか?どのような働く環境を用意できているのか?を総合的に考えておくことが重要です。
一方で、数値化する・聞き取りすることが難しい「エンゲージメント」の項目などは、具体的にこれを開示したらどうか、ということはまだ明らかになっていませんでした。人を大事にできる会社となると、この項目はキーになりそうな気もします。
銀行さんや取引先さんとのお付き合いを考えると、重要視されるのは「どれだけ儲けがあるのか?」という決算の情報ではないでしょうか?
今後はそれに加えて、「どれだけ人を大事にできているか?」という情報も大事になっていくでしょう。
中小企業では開示する場面は少ないのかもしれません。
ここはあえて先陣を切って、会社全体での対話で議論を深め、上のような項目について見える化していくことで、中長期的に成長する会社を目指しましょう!
人的資本への投資が、会社の成長のサイクルを回すことが示されています🎇
(以上画像2点について、内閣官房:人的資本可視化指針 (案)より引用 https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/sustainable_sx/pdf/007_05_00.pdf)
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