浜松商業高校様へ、授業見学に伺いました。人材マネジメント・マーケティングを学んだ高校生の可能性。
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎高卒採用に興味がある
◎人材マネジメントについて、外部の視点を入れたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。販売士・社会保険労務士の杉浦です。
先日、販売士の情報交換・共有と、マーケティングの授業の模様の見学のため、静岡県立浜松商業高校様を訪問しました。
浜松商業高校(以下、浜商)様では、昨年度よりカリキュラムが見直されて、高校卒業後経営の視点がわかっている人材を輩出できるような、マーケティングの授業が採用されています。
私たちが訪問した際には、出店する場所の決定方法(ラーメン屋さんをやることになったら、激戦区に出すか、住宅街に出すか)やニーズとウォンツ(相手が欲しいものと自分たちが売りたいものは違う)、4PやSWOT分析といった経営学で学ぶような分野であったり、人材育成のための思考法(相手に自律的に考えてもらえるように仕向ける重要性)、浜商を中学生に選んでもらうための具体的な施策(パワーポイントも一から自作、漠然と”中学生”としないで、”どういう中学生”か、ターゲットを絞ってプレゼンテーションしていらっしゃいました)などであったりと、面白そうな授業が展開されていました。
いずれも、従来の授業のような”単語の穴埋め””〇か×か”といった詰め込み教育ではなく、”自分で考える””相手の意見も知る””必ずしも、正解不正解があるものではない”といった、「考える・やってみる」に重きが置かれています。多くの生徒が、主体的に授業に参加していました。
中でも印象的だったのが、「グループワークでのファシリテート」「誰も取り残さない風土づくり」です。
グループ内での話し合いで、場回しをする生徒さんが、発言していない人がいないよう、メンバー全員に配慮している姿が印象的でした。
発言の機会が平等にある、というのは心理的安全性の観点からもとても重要です。
こうした経営に近い実学を高校生のうちから学ぶことができるというのは、頼もしいですし楽しそうでした。
中小企業において高卒採用が注目を集める中、マーケティングや人材マネジメントについて詳しい高校生というのは引く手あまたではないかと感じます。受け皿たる大人の私たちも、今すぐに力を借りたいと感じるのではないでしょうか。
また、起業家マインドの醸成にも大きな役割を果たしそうです。
卒業後、地元静岡の各企業・各分野でどのような活躍を見せてくれるのか、とても楽しみになる授業見学でした。
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