社労士が学ぶファシリテーター論、略してファシ理論①
こんな方に読んでほしい!
◎講師、司会、会議のファシリテーターの担当予定がある
◎相手に伝わる話し方をしたい
◎会話を上手に回したい
◎オンラインでのウェビナーを成功させたい
◎社会保険労務士の皆様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
おかげさまで、色々なところでファシリテーターを担当させていただくことが増えてきました。
人前で話すことが好きなので、今後はオンラインに限らずリアルの場でも積極的に表に出たいなと思う今日この頃です。
今回は、これまでのファシリテーターの経験と、アナウンスの技術を踏まえて、これからそういった役を務める方の参考になればと思い、ファシ理論をまとめていこうと思います!
(ファシリテーターとは、場回しをする人です。ざっくり。)
・台本通り進まない部分も含めて、どういう回しをするかイメージした台本作り
参加者の方に発言をしてもらうことになると、アドリブということでどう回したらいいか準備してもしきれない!とお思いの方も多いのではないでしょうか?
そうは言いつつも、進行表や台本はあった方が良いですね!
たとえば「このパートが終了した時点で何分押しだから、休憩か質問コーナーでその分調整しなきゃ」と、調整する時間を図ることができます。
また、その場で出た意見に対しての、ファシリテーターとしての感想も、「こういう意見が出そうかな、そうしたらこういう感想を言うようにしよう」と、ある程度決めておくと気持ちが楽ですね。
(15時に始まって1時間で終わります、という予定時間であれば、これをオーバーしてしまうと参加者の方の満足度が下がってしまいます。)
・講師の方の発言をオウム返し
講師の方「書類の書き方は○○がポイントなんですよ」
ファシリテーター「なるほど!○○がポイントなんですね!」
といった感じで、会話の中の要所は、そっくりそのままファシリテーターがコピーして言ってあげると、聞き手もポイントをおさらいできて良いですね。傾聴のテクニックとしてもよく用いられます。
・広がる対話は「Why」と「How」
「なぜこの道に進もうと思われたのでしょうか?」
「この仕事をされるうえで、どのようなことを大事にされていますか?」
といった感じで、「はいORいいえ」の質問よりも、「Why」「How」型の質問の方が、対話は広がりを持ちやすいですね。
講師の方とファシリテーターとでトークセッションなどされるのであれば、盛り上がっている感があっていいなあと思います。
とはいえ、残り時間との兼ね合いを考えると、質問もバリエーションをある程度用意した方が良いですね。
「Why」「How」系と、「はいORいいえ」系とある程度の量を用意しておいて、時計を見ながら調節しましょう!
・「ライブ感」の醸成
オンラインでのセミナーでは、Twitterのハッシュタグでの感想や、Zoomのチャットコメントを拾ってあげられると、参加者の皆さんもセミナーの作り手なんだよ、というライブ感が作れて素敵だなと思います。
・笑顔とカメラ目線
一にも二にもここが大事。
緊張するのは当たり前、「あ、自分緊張してるなぁ」とマインドフルに自分を感じましょう。笑顔に司会をしていると、自然に楽しい場づくりができてきますよ🍀
リアル会場では、近くの人から遠くの人まで、満遍なく見渡していきましょう。
ウェビナーでは、原稿をディスプレイに展開して話しておきましょう。こうしておくと、ほぼカメラ目線になってGoodです。逆に、画面上の誰かを見てお話すると、画面の向こうの参加者と目線が合わず、言葉が伝わりにくい印象があります。
硬い表情のままでは、参加者の皆さんも身構えてしまいます。柔らかい場づくり・ファシリテーションを意識してみましょう!
次回もお楽しみに!
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