私たちならではの商品=ブランド!マーケティングの4P理論「プロダクト」
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎マーケティングについて学びたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士・販売士の杉浦です。
マーケティングが肝心とはよく言いますが、言葉の定義は人それぞれというか、この単語だけで意味を持ち始めている印象があります。
商品・サービスを、売る人から買う人へ円滑に移転するためのビジネス活動がマーケティングです。小売業なら、お店に並ぶ商品流通を合理化して、お客さんの「良かった!」を追求し、ニーズを満たすこと。サービス業でも、お客さんの「良かった!」を追求することに変わりはないと思います。
そんなマーケティングの理論の中で、マーケティングミックス、=4P理論と呼ばれるものがあります。今回はその中の「Product」を見ていきましょう。
このお店でしか取り扱いがない商品!?
Productとはすなわち商品のこと。どんな商品をそろえるのかは、そのお店の肝の部分でもありますよね。
商品政策では、いわゆるブランド=ほかの販売者の製品と区別するための名称、用語、デザイン、シンボル等が重要な役割を果たしています。
1.ナショナルブランド
メーカーが生産したブランドのこと。CMでもよく目にするし、どこのお店にも置いてあるような有名商品です。
2.プライベートブランド
小売店さんや卸売業者さん自身で考えた商品のことです。例えば麦茶パックや麻婆豆腐の素のように、有名企業さんが作る商品もありますが、各スーパーさんでも、よいお求めやすい価格で同様の商品が売られていますよね。
ブランドには、次のような機能があります。
1.識別機能
同じような商品の中から、自社の商品を選んでもらう助けになります。
2.出所表示機能
よく分からないところが作っているものを、通販で買ったりすると責任の所在が分からなくなるものです。何かあった際にはブランドを頼りに連絡することができるのです。
3.品質保証機能
そのブランドなら安心だわ、とファンを獲得することにもつながります。
4.象徴機能
特に時計やかばんのような高級なものとなると、イメージがしやすいのではないでしょうか?その商品と言えば、この会社(これは社労士のような無形サービスでも同様)といった優位性を獲得できます。
5.情報伝達機能
あのブランドの新商品!と銘打たれるだけで、消費者の方へ情報が届く。月見バーガーなどはその好例ではないでしょうか?
6.資産機能
無形の資産として価値を持ち始め、商標権というものは取引対象になったり、固定資産としての扱いになったりするケースがあります。
また、プライベートブランドに対して、これまでは品質面での不安を感じられることも多かったように思います。
しかし、近年では最寄品(日常使いするもの)ならプライベートブランドだよね、というくらいには浸透してきており、この開発で各社の競争も起こっています。
中間業者を挟まないため、利益率の改善も見込めるのが魅力的ですね。
そのお店を利用する方・その地域の方・そのカテゴリーの商品を買う方、といったデータはダイレクトに集めることができますから、ニーズを的確に読み取ることもできます。
小売や流通にかかわらず、「私たちといえばこれ!」という看板商品を考えてみてはいかがでしょうか?
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