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経営理念、浸透してますか?_中小企業白書2022より

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎従業員のスキルアップをしたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。


2022年版の中小企業白書がこの度公開されました。

こちらは、大枠で見ると「企業が直面している課題」や「それを乗り越えるためのいろんな事例」を紹介し、日本の中小企業の1年間の総まとめをしたものになっています。


今回も「経営理念」のページを紐解いていきます。


白書内では、経営理念を「コアバリュー」「パーパス」「ミッション」の3本柱でとらえています。

いずれも4月の記事でピックアップしておりますので、こちらもご覧くださいね。




策定した経営理念が、どれほど浸透し、理解し、共感を得ているか。

強い会社であるために、芯となる部分が共有できていることは重要な要素となります。




・経営理念は、結構浸透している?




8割以上の従業員さんが、経営理念を理解しているようです。

ただし、言葉の定義を、アンケートに答えた方がどう捉えているかにもよるでしょう。


認知:あることは知っている。深くは知らないけど。

理解:あることも知っているし、どういう背景があるかもわかっている。けど、それを体現するまではいっていない。

共鳴:あることも知っているし、どういう背景があるかもわかっている。それを自分事として、行動にも反映できている。


認知→理解→共鳴と進化できているかどうかが、経営理念浸透の真価が問われる部分ではないでしょうか?



・経営理念を行動まで進化させるのが課題





上記のようなことが、この図からも見て取れますね。




・経営理念の浸透度=労働生産性の上昇?





経営理念が浸透しているとされている会社さんでは、労働生産性も高いということです。

存在意義=パーパスを理解して全社的に行動できている結果なのかなと思います。



・浸透のために、会社からの発信・従業員との対話を使う






どういう経営理念を持っているのか、自社なりの言葉(パーパスづくりの記事でも挙げましたね。ありきたりなものではなく、独自性のあるものが、「なぜ、自分たちなのか」らしさの醸成につながります。)で伝えていきましょう。

また、従業員さんの思いと接続するために、対話も重要だと感じていることがアンケートからも見て取れます。



白書のこちらの項目の結びでは、経営理念の浸透の効果として、従業員さんの自律、エンゲージメント向上に役立っている、とされています。

経営理念を腹落ちさせていくことが、質の高い会社経営・社会人人生につながっていくことは間違いないでしょう。

ぜひ、哲学的な対話の時間を作ってみませんか?

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