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職務評価をするときに、見ていくべき要素とは

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎人事制度を運用している・しようと思っている

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

ジョブ型雇用に注目が集まっている昨今ですが、実際にそのジョブ=職務を何円、と決めるために、どのようなところを見ていくことになるのでしょうか?

代表的なものをいくつか挙げていきます。




1.労働環境


夏暑く冬寒い現場作業と、オフィス作業とでは負荷が違うと思われます。

前者の方が、後者よりも負荷が大きいから、ジョブの大きさもそれに合わせる、ということはありえそうです。

また、低所か高所かでも、危険度が違うと捉えることもできますね。


2.精神的負担


プレッシャーのかかることの多いジョブ=裁量の大きいものの方が、ジョブも大きいと言えそうです。

(一概に、プレッシャーのないジョブが存在しているというわけではありません。)


3.身体的負担


1.にも挙げたような暑い寒いがあるものや、立ちっぱなしのジョブというものは負荷が大きいでしょう。


4.感情的負担


一般的に言うストレスのかかるものです。クレーム対応や販売員等は、そのストレスの強さも強くなっていくものと思います。


5.責任


そのジョブを遂行できた場合の適当なリターン・遂行できなかった場合の処遇を考えてみます。どのくらいの責任が課せられるでしょうか?


6.身体的技能


誰にでもできるものではなく、力持ちじゃないとできないものや、操作スキルが求められるものがあると思います。

こうしたものの洗い出しはできるでしょうか?


7.判断力と計画力


会社にいながら、1人で決める範囲が多いものは、5.責任にも絡んできますが、よりジョブとしては大きいと言えそうです。


8.コミュニケーション能力


会社の内外どちらも調整するようなジョブは、指示を受けて取り組むジョブよりも重きを置いてあげるのが適切と考えられます。


9.知識


専門職なら必須の資格もあるでしょうし、知っておいてほしいことというのも増えていくでしょう。求められる知識量をジョブの評価に落とし込みます。


以上9つの要素を、例えば


◎社内で基準となる1つのジョブを選んだうえで、外へ広げる形で決定していく

◎9つの要素を5段階等で採点基準のようなものを作って、それぞれのジョブを評価していく


といったやりかたが考えられます。

1つ1つ決めていくのはとても大変ですので、どこかに基準を置いて評価し、職務給を決めていくのが良いでしょう。

また、実際には同じ地域・業種を参考にしながら、極端なズレはないかチェックするのも有効です。

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