職場にひそむ、様々なストレス要因
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ストレス要因を減らして、快適に働いてもらいたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
職場には、心に負荷をかけるストレスとなる要因が様々存在します。
どういうものがストレスになるのかを知って、不適切なストレスとならない配慮をしてみましょう。
(辛さは人それぞれでも、原因は共通しているかも。)
1.物理化学的環境
換気が不十分、騒音が日常的であると、精神衛生や血圧などへの影響があります。
また、有害物質の影響も怖いものがあります。
2.役割
仕事上の責任や期待が曖昧であったり、指示の矛盾・人員不足で望まない役割を担う葛藤があります。
「役割の不明確」では自信の低下、過度の緊張感、抑うつ状態になったり、不安や怒りの発生につながったりします。
「役割への葛藤」では、エンゲージメントの低下、そして高血圧にもつながります。
どういう役割期待を寄せて勤めてもらっているのか、対話の中で伝えていきましょう。
3.人間関係
離職理由の上位に来るものでもありますね。
人間関係の悩みや、上司や同僚からの助けが得られないことは、抑うつ状態になったり、心疾患の発症につながったりすることがあります。
逆に、助けてもらえる環境であることは、ほかのストレス状態を和らげることになります。
なんでも言ってもらえる環境=心理的安全性の高い環境づくりが重要です。
4.これまでの技術をうまく使えない
自分のキャリアをうまく使えない状態であると、エンゲージメントの低下、小さなイライラからくる喫煙量の増加があるとされています。
5.仕事のコントロール
「自律的に仕事ができるか」は、作業能率の高さ・欠勤率や転職率と関係しています。
身体症状や感情的なストレス反応にも現れてきます。
裁量のあるなしも明確にした方が良いということですね。
6.将来不安と不明確さ
不安定な雇用関係(有期契約ということもあるでしょう)、解雇への不安などは、自信のなさにつながります。
7.質量ともに、作業負担
やはり、長時間労働は脳血管疾患・心疾患の原因になります。
それだけでなく、喫煙や飲酒といった健康を害するものへ走ってしまうことにも。
作業速度やタイトな時間、作業負担の変化が激しいこともストレス要因になりえます。
純粋に長く働きすぎることでの影響、そしてそれに付随する私生活への影響、どちらもあることに注意しましょう。
8.勤務形態
日勤よりも、交代勤務や夜勤の方が負担は大きいです。消化器疾患や心血管疾患に関係しています。
9.ワークライフバランスへの葛藤
ワークもライフもうまくいかない状態では苦しいですよね。
10.仕事上のライフイベント
失敗して、昇進して、降格して…。会社の中での立ち位置が変わるたび、うつ病などになる可能性があります。
それぞれの場面でプレッシャーがかかりすぎないよう、コミュニケーションなどで和らげていきましょう。
11.技術革新
機械のペースで行う作業は、機械に合わせることで辛さを感じることがあります。
PCに取って代わられる仕事もありますが、これによって職場の交流が減り、課外活動も減ってしまいます。ここから、ストレスを共有できないという新しいストレスが発生することも。
12.その他
長時間の通勤も、塵も積もれば山となるということで、ダメージになっていきます。
いかがでしょうか?
物理的な影響は、設備、業務フローの見直しで改善できそうです。
それ以外の影響については、「コミュニケーション」が大きなカギを握っています。
心も体もストレスフルで爆発する前に、少しずつガス抜きしてみましょう。
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