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能力開発が売上アップになる!?_中小企業白書2022より

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎従業員のスキルアップをしたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

「スキルアップの機会によって、売上アップした!?」


2022年版の中小企業白書がこの度公開されました。

こちらは、大枠で見ると「企業が直面している課題」や「それを乗り越えるためのいろんな事例」を紹介し、日本の中小企業の1年間の総まとめをしたものになっています。


前回は、人事制度と売り上げ増加の関係性について取り上げましたが、今回は「能力開発」のページを紐解いていきます。




・経営者の皆様が働く方に求めるスキル、今も昔も「チームワーク」「コミュニケーション」

ご覧の通り、経営者の皆様が働く方に求めるスキルは、今も昔も「チームワーク」「コミュニケーション」「職種特有の技術力」が上位を占めています。

意見を言い合える関係=心理的安全性が確保されている組織が、改めて理想的であることがうかがえます。

一方で、ITのスキルが去年から倍増。効率的に仕事を進めて、早く帰れる=豊かな生活を送ることにもつながってきます。




・若手経営者ほど、能力開発に関心あり

変化に対応するために、働く方のスキルアップで乗り越えようという姿勢がうかがえます。



・求める人材像、将来像が明らかになっているケースが多い

やみくもに「研修を受けたり、資格を取ってもらったり」するのではなく、初めに「なってほしい人材像」を明らかにできていると、効果的な能力開発につながります。

採用時も、「会社としてどういう部分が弱いのか・どういう部分を担ってもらいたいのか」をはっきりさせたうえで面接できれば、ミスマッチも起こりにくいと思います。それに沿った投資をしましょう。



・能力開発計画があるところほど、売上高増加率は高い

スキルアップへの投資→求められる成果の達成→売上アップというサイクルが、計画立てているほどうまく回っているということでしょう。

また、人材像が明らかになっている会社さんも同様に、売上高増加率は良い数字となっています。

目標達成のための、スキルアップ。これが確認されている会社さんは強いですね。




・能力開発支援の取り組みは、働きがいを高める

働く方にとって、スキルアップによって出来ることが増える・それを承認してもらえる環境があることが、働きがいやモチベーションにつながっていることが見て取れます。




(以上挿入図について、「2022年版「中小企業白書」全文」(中小企業庁) https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2022/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap2_web.pdf)を加工して作成


びっくりするようなタイトルが2回連続でしたが、今回も「売上につながるスキルアップの投資を計画して、実行する」ということがこの結果につながっていると考えます。

「インプットよりアウトプットが重要」とはよく言いますが、成果につながる技術の習得が大事ということも言えますね。




一方で、求めるスキルで上位になっていた、「チームワーク」「コミュニケーション」といった部分よりも、技術力など実務中心の研修の方が行われているというデータもありました。

チーム作りやコーチングといった手法を、人事の専門家が提供する機会が増えてくるように、私たちも貢献していきたいなと感じます。

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