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自分と仕事とのズレを感じたら、認知的不協和かもしれません。

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

やりたくないことをやっているときや、急に違うことを頼まれるとき、皆さんはどのような気持ちになるでしょうか?

自分の思考や行動に矛盾が起こっているときの不快感やストレスのことを、「認知的不協和」と言います。


フェスティンガーさんの実験で、単調な作業を、

  1. 少ない報酬でやってもらうチーム

  2. 多い報酬でやってもらうチーム

の2つに分けてやってもらうことにしました。


加えて、終わった後、次に作業する人に「この単調な作業の楽しさを伝えてもらう」こととしました。(単調な作業なのに、というところがミソ)


その結果、②よりも①の方が、作業の楽しさを一生懸命伝えたとされています。


単調な作業と感じる認知に対して、そんな作業のことを楽しいと伝えなきゃいけないという、どこかモヤモヤした行動をとる。この矛盾こそが認知的不協和です。



少ない報酬のチームは、その少なさにもかかわらず、モヤモヤした行動を取らなければいけないということで、大きな認知的不協和を抱えていたと思われます。それを解消するために、自分から一生懸命楽しさを伝えることで、認知を直そうとしたのです。

多い報酬のチームは、モヤモヤはしつつも、多い報酬をもらっていますので、認知的不協和は少なく済み、楽しさを見出そうとはしなかったと考えられます。


認知的不協和を解消する(しようとする)ために起こすアクションがいくつか考えられます。


(今和食の気分じゃないんだよ…って時、どうしますか?)



1.行動をもともとあった態度に合わせる


自分に合ったやり方、自分の感じている気持ちに沿って行動するように改めます。

今はラーメンの口なのに和食に誘われているとき、「ラーメン食べたい」に沿って、誘いを断るorファミリーレストランを提案する、等です。


2.行動の理由や報酬、罰への圧力に関する情報があれば、それに行動を合わせる


「そういう行動をしなければならない」、圧倒的な理由等があれば、嫌でもそれに合わせようとします。

ラーメンを食べたいと思っているけど、あの定食屋さんで和食を食べたら、普段3000円のところ1000円で食べられる。となったら、和食を選択することもあり得ます。


3.都合の良い情報だけに注目して行動する


不協和に感じているのは、マイナスなイメージや辛いという感情、デメリットといった印象です。(都合の)良い印象を持てば、認知的不協和を突破できるかもしれません。

「ラーメンが食べたくてしょうがない」から、「いや待て、彩り豊かな和食の方が、ラーメンより健康的じゃない?」という認知になれれば、和食でもいいかなと思えそうです。


(4.行動に一致するように態度を変える)


もう和食に行かざるを得ない状況なのだとしたら、それに合わせて、自分を納得させます。これでは解消になっていませんが…。

「お偉方に言われたからには、しょうがないか」と、あきらめ・他責の考えで認知を変えるということになります。


どこか違和感を抱えて仕事をするとき、その違和感は積もり積もって自分へのダメージになっていきます。

そのような歪みに対しては、上記3つのようなアプローチから、プラスに転じられる考え方を試してみることで乗り越えてみませんか?

ビジネスシーンでは、請求書発行という単調作業に対して、「これが早くできれば、自分のやりたい仕事に取り掛かる時間も増やせる!」という認知をもって、効率化を頑張ってみる、等でしょうか。


現状が苦しいのは、皆さん自身が悪かったり、相手が悪かったりするのが全てではない、ということを覚えてお帰り頂ければと思います。

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