自分は周りより良くやっていると思う評価エラー、平均以上効果
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
運転になれたベテランドライバーの方ほど、交通事故には注意したいとは良く言われるものです。
自分は平均的なドライバーより、運転がうまいと「思い込んでしまう」ところに落とし穴があるのですね。(もちろん、実際にお上手なところもあります。)
(自分は大丈夫、は盲信。)
今回はそんな「平均以上効果」について見ていきましょう。
別名「レイク・ウォビゴン効果」とも呼ばれています。
ある特性や能力に関して、自分は平均以上の力があると自己評価していることを指します。
「自分は酒に酔わないから、車に乗って帰っても大丈夫」
「自分は執刀歴も長いから、間違えない」
そんな思い込みが、時に正常な判断をできなくしたり、失敗につながったりということになるのですね。
過度に謙虚であれとか、これまでの積み重ねを否定しろとかということではなく、「ほかの人からのフィードバック」を受け入れる機会をきちんと持ち、客観性を保つことが重要です。
平均以上効果は、実は能力が低い人ほど起こりがちとされています。
成功した時は自己評価を高く、失敗したときは自己評価から環境や他人のせいにすりかえる傾向があります。
人事評価の場面においては、
◎被評価者
・定量的に評価できる項目を中心にする
・定性的に評価する項目があるときも、曖昧な評価になりそうなものは避けつつ、出来栄えをこまめにチェックする
・自己評価としてそう評価するに至った事例をピックアップ
◎評価者
・「自分は客観的に見れる」と思いこまない
・定期的なフィードバックの場面に重点を置く(振り返る機会が早く来る方が良い)
といったことが有効でしょう。
就職の際の自己PRでも、培った自分の強み弱みには、学生時代・社会人時代の経験を紐づけて組み立て、面接練習を経て他人の目を入れていく過程があります。
日々の生活でも、素直な性格でありたいものです。
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