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自立自立というけれど。何がどうなったら自立なの?


◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎従業員に自主的に動いてもらいたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

皆様が業績を拡大していくために、真っ先に必要だと感じるのは、働く方の「主体性」「自立」ではないでしょうか。

自ら考えて行動し、仕事をしていく・作っていくというと、受動的にやっているよりも、会社の営業としても次の一手を打つことができているように思えますね。


でも、主体的に・一本立ちなんてことはよく言うけれど、総じて”自立”とはどういう状態のことを言うのでしょうか?

辞書を頼りに探ってみましょう。





自立:他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。(デジタル大辞泉より)


例えば、上司の方が仕事を振る際、1から10まで分かる指示書を渡し、仕事をしてもらうケース。

ここから自立すると、指示書がなくてもしっかりこなすことができます。もしかすると、上司の方の再点検すら必要ないかもしれません。

ここでいう上司の方のように、部下の方本人以外の誰かが関わる必要がなくなったなら、それが自立と言えそうです。



自律:他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。(デジタル大辞泉より)


上記の例でいうと、定型業務をしっかりこなすことができるようになったのち、「この業務って、こういう工夫すれば、もっと早くなるんじゃない?」とか、「この業務のエッセンスを使って、あの業務もうまいこと回せるんじゃないかな?」とか、誰に言われることもなく、考え結果を出す状態。これが自律ではないでしょうか。


つまり、自立(自分で立つことができるようになる)してから、自律(自分でしゃんとして、考え応用することができる)する、という順序であることがわかります。


自立→自律の間には、半自律もあります。

先ほどの自立では、定型業務を与えられて、一人前にできるようになりました。

違う業務や目標を与えられても、過去の自立を背景に、自分なりに「どうしたらいい?」を考えられるようになるフェーズです。


3つはそれぞれ、次のようなキーワードでまとめられます。


自立

基礎固め 意味を知る 手助け不要

半自律

引き出しが増える あの時どうしたっけ? これって、こういうことじゃない? ”進研ゼミで見た問題だ!”

自律

柔軟 機動的 応用が利く 逆に教えられたよ!

評価の言葉遣いとしても、「それって具体的に、この3つのどれを求めているの?」というものもありますね。

・「一通りのことができる」→自立

・「主体的に行動できる」→自律

・「仕事が1回転したから、だいぶ覚えてきたよね」→自立

・「自分で考えて、仕事を作っていってね」→自律

・「どうしたらいいと思う?」→半自律


自立を意識する段階では、まずは地固めを。

一定の年数を経たなら、半自律へ。半自律は主に気づきのフェーズになりますから、そのひらめきに出会う機会を提供します。

そして、最前線でどんどん進んでいく、自律へ進みます。

人それぞれ伸びしろや速度は違いますから、様子は常に伺いつつ、今は3段階のどこにいるのか?いつ頃、次の段階へ進めそうか?そのために、会社ができることは何か?これらを見極めましょう。序盤はティーチングでしっかり教えて、成長曲線を早めてもいいかもと思ったら、コーチング(どう感じたか?どうしていきたいか?)に切り替えます。


働く方自身が考え続けるのと同時に、自立→半自律→自律とどのように移っていってもらうのか、会社側も考え続けるということです。

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