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貢献度に応じた給与_範囲給という選択肢

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎人事制度を見直してみたい

◎人事評価に取り組んでいるけど、しっくり来ていない

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

折に触れてお話してきました、「年功賃金」。メリットとデメリットをもう一度確認してみましょう。



メリット

デメリット

長く勤めることに向いている

人件費が高くなっていく

その分だけ、育成に時間もかけられる

働きに応じた評価をすることが難しい



年齢に応じて給与が上がっていくことになりますので、余程のことがなければ長く勤めればそれに応じて高い給与になっていくというのは、安心感はありますよね。

しかし、変化の激しいこの時代、「今、力を発揮してくれている人」を評価する物差しとしては、不足感があるのではないでしょうか。


今回は、貢献度に応じた給与として、「範囲給」をご紹介します。


範囲給は、役割等級に結びつくことの多い賃金制度で、「この等級の中にいる人には、〇円から△円までの範囲で給与が上下する」という仕組みになっています。


メリットは、「絶対昇給し続ける」わけではない設計ができること。

年功賃金では毎年の昇給がある種お決まりのような部分がありますが、役割等級と結びつくことで、「等級が上がる=できることが増えるから、給与が上がる」と明確にすることが可能です。天井が決まっているので、上の等級に行かない限り給与はそれ以上上がらないのも特徴です。働く方は、レベルアップして会社に貢献することが求められています。


また、同じ職種・同じ等級であれば、役割等級は同じになります。しかし、範囲の中で違いを付けることは可能で、個人の実績を反映でき、業績によって給与を変動できます。


そして何よりのメリットが、頑張りによって現在の等級間で、あるいは次の等級でいくらもらえるか、大まかな形で明らかにできるところですね。ステップアップを提示できることで、どのような行動をとればよいのかがわかります。そのステップアップも、不況時には昇給幅を調整できます。


範囲給の種類は3つ!



1.重複型

S3等級の上限が23万円だったとき、S2等級の下限は19万円などという形にして、等級同士が重なるように進んでいくもの。





2.接続型

S3等級の上限を23万円としたとき、S2の下限も23万円として、市松模様のように右肩上がりに進んでいくもの。





3.開差型

S3等級の上限を23万円としたとき、S2等級の下限は26万円として、等級間に開きを付けるもの。





等級間の開きが大きいほど、頑張りによって差がつく。逆に、開きが小さかったり、重なる部分が多いと、これまでの年功的な考え方を大事にできるという特徴があります。


範囲給の導入で、柔軟でありつつも貢献に応じた給与を実現してみませんか??

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