部下も上司も取引先も!?様々な立場の人が評価しあう、360度評価
こんな方に読んでほしい!
◎静岡市近郊で営業中
◎従業員数30名以下
◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい
◎ご年齢が30-50代の代表者様
こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。
評価する方にあたる、いわゆる上司の方を、それ以外の立場の方が逆に評価していくという方法が注目されています。
この方法を「360度評価」といいます。
どの角度からも見てもらう、という意味で、360度ということですね。
その意味で言うと、冒頭で述べた「上司←部下」というパターンに限らず「部下⇔同僚」、「社員←取引先様」というパターンもあり得ます。
◎メリット
・評価されるばかりでなく、評価しあう関係で高めあうことができる
360度評価の場面を活用し、互いに見えていなかった部分を認識することで、改善を図っていけます。
・公平な評価
多くの目が入ることで、評価の偏りを減らすことが可能になります。
・評価に関する情報を多く得ることができる
一人の評価者が見られる範囲にも限界があります。360度評価では、評価の対象になる方について多くの情報が場に出ることが期待されます。
◎デメリット
・嫌いのぶつけ合いになる可能性
「A部長は自分に厳しいから、俺も悪い評価にしてやろう👿」という意趣返しのような評価が出てくる可能性があります。
→360度評価を始めようと思ったきっかけ・進め方・心得などを、開始してから浸透させる努力が大切です。
・逆に、嫌われるのを恐れる可能性
「部長の私も、部下から評価されるのか…。厳しいことはうかつに言えないな…」というように、言うべきことが言えなくなる可能性があります。
→本来の評価項目として、上司の方は社員育成を担うケースが多いでしょうから、「正しく指導することこそ、評価されるべきこと」という認識を共有していきましょう。
いかがでしょうか?
360度評価で対象とするのは、業績や能力といった部分よりも、態度部分が望ましいでしょう。
一般的に言う、会社の中でうまくいっている人が、どういう行動を取っているのか。これは上司の方のモデルケースだけでなく、部下の方のモデルケースを学ぶ良い機会になると考えます。
直接人事制度に取り込む前に、コミュニケーションの一環としてみるのも一つかもしれませんね。
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