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部下を持たないという選択肢!?エキスパート職という役割等級

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

皆さんの会社の中には、長く勤められているベテランの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そうした方は一線級の腕前を持っているスペシャリストであることが多いかと思います。

今回は、そんなケースに役割等級を当てはめる「エキスパート職」の等級についてみていきます。





エキスパート職という等級を設けることを、複線型人事制度と呼びます。


これまで取り上げてきました、初級→中級→上級とステップアップするのは、単線型人事制度ということで、一本道で進んでいくイメージですね。

対してエキスパート職は、初級→中級またはエキスパート職→上級というような形で、専門職のルートを設けることになります。


エキスパート職を設けることで、役割の種類に幅を持たせることができ、会社の成長に様々な可能性を与えてくれます。

ゼネラリストとスペシャリスト、どちらが好ましいかという問題はいつの世も起こってきましたが、複線型人事制度の導入で、どちらの良さも大事にすることができそうです。


・キャリア形成を主体的に行える

多様化が進む社会で、「自分はこうありたい」を叶えられる建付けがあることは、働く方のモチベーションにも大きく貢献します。




・部下を持たない職人さん

通常、役割等級が上がっていくにつれて、「部下の教育」や「チームとしての成果」という役割が追加されていくものと考えられます。

しかし、エキスパート職では「自身の腕1つ」で仕事をしていくことによって、責任を果たしていくことが想定されます。




・「こんな専門家がいます」という強み

1つのことを極めている方が在籍しているというのは、会社としても大きな強みになります。



一方で、通常の単線型人事制度よりは、進む道が増える分だけ評価制度や賃金制度が複雑になる、ということも言えます。

自社にあった人事制度を模索しつつ、多様性を受け入れられる準備をしていきましょう。

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