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長時間労働の削減_問題点と、対策のアイデア

こんな方に読んでほしい!

◎静岡市近郊で営業中

◎従業員数30名以下

◎活気ある職場づくりを通して業績アップにつなげたい

◎割増賃金率改定の前に、対策をしていきたい

◎ご年齢が30-50代の代表者様


こんにちは。社会保険労務士の杉浦です。

2023年4月から、月60時間を超える部分の割増賃金率が引き上げられます。

計算の設定は変えるだけで済みますが、抜本的な残業時間の削減について、皆様はどのようにお考えでしょうか?

必要な時にガッツリと残る、それ以外は早く変えることができるというような、メリハリのある残業の在り方が求められていくと思われます。




◎作業時間ややるべきことを、見える化してみる


どの工程に、どのくらいの時間がかかるか、作業標準(手引き、マニュアル、指示書など、言い方はたくさんあると思います)は作られていますか?

エンジニアさんの多い業界では、WBS(作業分解構造)と呼ばれる、プロジェクト全体を小さな作業に分解して、どれくらいの時間がかかるかを測ったり、作業の流れを捉えたりする手法が一般的です。



このように、いつ始まっていつ終わるかが、目で見てわかるような「ガントチャート」というシートを使うことで、かかった日数・時間数が「見える化」できるのでお勧めです。


日々の業務の時間数が定まると、今日はここまではできそうという「アタリ」が付きますから、ずるずると残ってやらなければならないというケースが少なくなると考えます。



◎自分以外の人の協力


ワークシェアリングということで、手の空いている人とそうでない人とで業務のバランスを取ることに挑戦してみませんか?

注意したいのは、エース社員に集中してしまわないようにすること。

先日の記事の通り、エース社員の人が、自由に使える時間を作り出すことは、会社の今後の発展と、その方の健康を守ることにつながります。

「せっかく効率よく回して、時間が浮いたのに、誰かの仕事がまた回ってくるのか…」という気持ちになることも考えられますから、「スピードアップのコツの伝授」であったり、「ノウハウの共有」であったり、手の空いていない人を育てていくという視点も忘れないようにしたいものです。


また、関連企業のご担当者様とも、

・長距離の移動は減らし、オンライン対応も検討する

・PDFデータではなく、加工可能なデータの形式でやり取りする

・無理のないスケジュールに調整できないか考える

という形でのご協力をお願いすることも良いのではないでしょうか?



◎チーム内の連携


誰が何をしているのか、どういうスケジュールで動く予定なのか。

これを共有できているだけでも、同僚との間での、頼み頼まれのタイミングを見計らうことができますよね。

業務が重なりそうということが明らかなときには、前もってヘルプを求めることも可能でしょう。

共有カレンダーの導入や、業務予定の見える化をご検討ください。



労働時間は1人の人に紐づくものですが、残業時間を減らしていくためには、チームとしての対応が重要になってきます。

静岡をはじめ、全国各地には「働き方改革推進支援センター」が設置されています。




残業時間を減らしたいと思ったら、こうした機関や、お近くの社会保険労務士にご相談ください。

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